110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

古本好きにはショック

大阪府下で書店12店舗、天牛堺書店堺市)が破産
1/28(月) 14:11配信 帝国データバンク
古書・専門書の目利き力には定評も
 (株)天牛堺書店(TDB企業コード:570108157、資本金1000万円、大阪府堺市南区泉田中17-2、代表藤吉信彦氏)は、1月28日付で大阪地裁堺支部へ自己破産を申請し、同日同支部より破産手続き開始決定を受けた。
 申請代理人は根來伸旭弁護士(大阪府大阪市北区堂島浜1-4-16 アクア堂島NBFタワー11階、弁護士法人マーキュリー・ジェネラル、電話06-6344-4800)。破産管財人には沢田篤志弁護士(大阪府大阪市北区堂島浜1-1-5 大阪三菱ビル6階、梅田総合法律事務所、電話06-6348-5560)が選任されている。
 当社は、1963年(昭和38年)12月創業、68年(昭和43年)7月に法人改組した新書・古書の小売を中心に音楽CD、文具などを扱う書籍店運営業者。古本買い取り店から発足し、大阪府堺市を中心に「天牛堺書店」の屋号で12店舗を展開し、新書と古書を併売する同業筋でも希少な業態を特徴として学校、官公庁筋の卸売なども手掛けていた。特に古書・専門書の目利き力には定評があり、国立大学の図書館や研究室などの取引実績も有し、98年5月期には年売上高約28億円を計上していた。
 しかし、近年ではインターネット書籍販売業者の台頭や、スマートフォン利用読書の増加、若年層の活字離れにより、店舗の集客力は低下。当社の売上げは減少傾向で推移し、2018年5月期の年売上高は約18億円にまで落ち込んでいた。また損益面でも不採算店舗閉鎖による売上げ減少などもあり収益環境も悪化、厳しい資金繰りを強いられていた。このようななか、2018年2月頃からは主要仕入れ先から人的支援を受けるとともに、金融機関の返済条件緩和の措置を受けるなど経営再建に注力してきたが、先行きの見通しも立たないことから事業の継続を断念、今回の措置となった。
 負債は2018年5月期末時点で約16億4000万円。
 なお、(株)天牛書店(大阪府吹田市)は当社とは関係がなく、通常通り営業中である。
 私も名前だけは聞いたことがある有名な古本屋、蔵書の中にはいたずらに処分されては惜しいもの(本当のお宝)があるかもしれないので、整理するにしても慎重にして欲しいな。
 コメントにはブックオフなどの台頭が原因などあったが、古本を今も愛している私の見解では、すでに、ブックオフもその名前の由来であるブックが商売の主力ではないと思う。
 ブックオフ自体の店舗が減っているし、本に関してのクオリティは低くなってきている、本棚も狭くなっているし、(私の勝手な予想単価)が数百円程度ではやりきれないだろう(ゲームとか画像系とかに比べてね)。
 私の考える致命的原因は、Amazonなどを利用した無店舗通販だろう、これは、最近良く使っている。
 店でその本を実際に手にすることは不可能だが、たとえば、自分が読んだ本についている参考文献からサーチして安ければ買ってみるなんて方法を取っている。
 まぁ、どうしても、送料がいただけないので、ブックオフなどのリアルな店舗で(古本を)探したいのだが、店舗数も減っているし、突然入ってお宝を入手できる確率も低いので斯様な有様となっている。

 電子書籍が原因なんていう見方もあるが、たぶん、みんな「新しい本」を買わないんだよ、ただ、そういうことだろうね。