110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

不勉強なので…

欧州主要国と断交も=「暫定大統領」承認に反発-ベネズエラ
2/5(火) 6:57配信 時事通信
 【サンパウロ時事】ベネズエラ政府は4日、英独仏や旧宗主国スペインなど欧州主要国が反体制派のグアイド国会議長を「暫定大統領」と認めたのを受け、承認した国々との国交断絶を示唆した。
 ベネズエラはいち早くグアイド氏を承認した米国との断交を発表している。
 ベネズエラ外務省は声明で「国民が選んだ正統なマドゥロ政権を倒そうとする米政府の戦略に屈した欧州の幾つかの国の決断を拒絶する。現時点から、ベネズエラ政府はこうした国々との2国間関係を全面的に見直す」と激しく反発した。 

 米国の主導によって、他国の(一見)内政に干渉し、戦争へという図式が過去にも度々ある。
 それには大抵「正義」という言葉が張り付いているけれども、収束時に振り返ってみると、とてもそうは思えない一歩的な(米国側の)暴力だったりする。
 明らかに、そういう理不尽に(多大な犠牲を払った上だけれども)屈しなかったのはベトナムだと思うのだけれども、もうそろそろ、止めてもいいのではないかな?
 別に、ロシアも中国も贔屓にするつもりはないけれどもね。
 最初は、米国が神の御託宣のごとく「あいつは悪だ」と決めて、それに、欧州や日本が賛同して、抵抗すれば、国連決議などを通して軍を投入する。
 しかし、「CIA秘録」なんていう本を読んだ後では、米国の都合で他国に間違った情報(と自国の利益のため)をもとに干渉してきた歴史が公然とあることを、こういう事件の判断としては前提としなければいけないのではないのかなぁ?

 だから、今回、日本政府が態度をはっきりさせないところは、単に、利害関係が薄いということかもしれないので保留しているだけかもしれないのだが、今のところ評価している。

 トランプ政権のもと保護主義を志向している米国が、たとえ何らかの理由があれ他国の内政に首を突っ込むということは理屈の上では矛盾していると思えるのだよ。

 しかし、強者の理論では違うのだろうけどね。
 やっぱり、イラクにも大量破壊兵器なんてなかったしね、アフガン、シリアも悲惨なことになったしね。