110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

世界の重心

 それは、20世紀では、ほぼアメリカだったのだが、ここにきて崩れる可能性があるようだ。

 ちなみに、20世紀にその重心を崩しかけたのが日本であったのだが、あっけなく店終いした。
 そして、21世紀になって顕在化しているのは中国であり、またアジア圏がそれまでの欧州や北米にとって代わる経済圏になる可能性が見えてきた。

 日本はどうするのだろうか、現在のところ、アメリカに追随する姿勢は見せている。
 お隣の韓国は、文政権のもとでは中国側に舵をきっているように見える。

 この重心が変わるときに戦争が起こるなんていう説もあるが、まぁ、アメリカならばやりかねない。

 再び書くと、その時日本はどうするのだろうか?

 ちいさなことだが、気になることがある、トヨタの好業績の発表があったのだが、私は当初「また北米の景気か…」と思っていたら「中国市場」で好調だということだ。
 やはり時代は流れているのだ。

 アメリカの保護貿易主義は、適正な時期でのグローバル化手じまいともいえる、かの国は、資源にしろ、食糧にしろ自給自足できる稀有な国だ(イギリスがEU離脱を決めたのはこの流れに反応したのかと思ったが今は揺れている)。

 ただし、他の国、特に日本はそんな悠長なことは言えない、資源も、食糧も、今の人口を支えられない。
 でも、この先、保護主義的な動きが世界的に加速するのならば、日本の少子高齢化は、悲惨な様相に見ながら、却って福音なのかもしれないとも言える。

 人間(社会)万事塞翁が馬ということか…