110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

お世話になりました

子連れ狼」原作者の小池一夫さんが死去 82歳
4/19(金) 11:52配信 日刊スポーツ
漫画原作者小池一夫さんが、肺炎のため死去したことがわかった。82歳。秋田県大仙市出身。小池さんのツイッターで19日、発表された。
「かねてより入院療養中であった小池一夫は肺炎により4月17日永眠いたしました。生前は多くの方々に小池一夫小池一夫作品を愛していただき、心より感謝申し上げます。なお故人の遺志により葬儀は親族のみで執り行いました。皆様には大変お世話になり、ありがとうございました」としている。
小池さんは漫画「子連れ狼」(作画:小島剛夕)や、「オークション・ハウス」(作画:叶精作)、「クライングフリーマン」(作画:池上遼一)などの原作で知られる。17日にはモンキー・パンチさんの死去を受け、ツイッターで「モンキーパンチさんとは40年前、漫画アクションの初期に『ルパン三世』と『子連れ狼』で人気争いをしたライバルでもあった。一緒に組んで『書記官鳥(セクレタリーバード)』という漫画も作ったなあ。淋しくなるなあ」と追悼していた。

 私たちの世代だと、梶原一騎とともに小池一夫の原作漫画は避けて通れなかった。
 それだけ面白かったんだね(「面白い」の意味が今とは違うかもしれないけれどね?)。

 実は、「子連れ狼」は、かなり年を取ってから、復刻版をまじまじと読んだのだけれども、良かったね、小島 剛夕の絵も凄いしね。
 最近ありがちな妙に感動させる様な話ではないし、決してハッピーエンドでもないけれども、感慨深い終わり方だった。
 
 小池さんのご冥福をお祈りいたします。
 ただし、彼の原作者を失うことは残念と言えば、残念と言えるかもしれないけれども、今受け入れられるかというと心もとないね。
 これはエゴだけれども、子連れ狼の小池さんのイメージを持ち続けたいなと今回は思ってしまった。
 (そして、白土三平、特に「カムイ伝」についてもそんなことがあるな…)