110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

女子バスケ日本、25年ぶり金メダルならず 世界2位中国に72-74と惜敗、メダル獲得は5大会連続【アジア大会】

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この試合は見ていられなかった。

でも、最後はものすごく追い上げたんだ。

結局、オリンピック同様、銀メダルに終わったけれども、いい試合をしたと思う。

監督、選手、スタッフには、当然悔いが残るだろうけれども、私は大満足だ。

女子バスケ日本、25年ぶり金メダルならず 世界2位中国に72-74と惜敗、メダル獲得は5大会連続【アジア大会
10/5(木) 22:43配信 THE ANSWER
 中国・杭州で行われているアジア大会は5日、バスケットボール女子の決勝が行われ、世界ランキング9位の日本は同2位の中国と対戦し72-74で敗れ、25年ぶりの金メダルはならなかった。
 2006年ドーハ大会から4大会連続銅メダルの日本は、3日に行われた準決勝で韓国(同13位)との日韓戦を81-58で制し、金メダルを獲得した1998年大会以来の決勝進出を果たした。相手は世界ランキング2位の強豪中国。試合直後から地元の大歓声を浴びており、日本にとっては完全アウェーでの一戦となった。
 2021年の東京五輪銀メダルメンバー7人を擁する日本は、星杏璃がコンディション不良のため欠場。フリースローの際にブーイングが鳴り響くなど、異様な雰囲気の中で序盤から劣勢を強いられる。第1クオーター(Q)で16-26と10点リードを許すと、第2Qに入っても思うようにシュート成功率が上がらず、一時18-35と17点差をつけられてしまう。だが、そこから平下愛佳、林咲希が連続で3ポイントを成功。流れを掴んで追い上げ、40-45で試合を折り返した。
 第3Qは立ち上がり2分40秒以上無得点となる苦しい展開に。双方ともに思うようにスコアできず、51-57で勝負は最終Qへ。一進一退の攻防が続く中、ここから東京五輪銀メダルチームの底力を見せる。
 高田真希らが得点を重ねて徐々に点差を縮めると、残り4分3秒で赤穂ひまわりが決めて63-64と1点差。さらに残り3分2秒で川井麻衣の得点で65-65とした。その後も両者が点を取り合う展開となるも、残り17秒で林がまたも値千金の3ポイントシュートを決めて72-72の同点。だがその後中国に点を取られ、72-74で敗れた。

 

日本の福祉システムは「生涯独身」を想定していない…これから激増する「身寄りのない男たち」という大問題

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荒川氏の記事は、人口統計をもとにしているので中長期的には的中する可能性が高い。

しかも、目を凝らしてみれば、明らかに、少子高齢化、そして、大量死亡社会の影響が、地方から出現している。

あなたが、お金持ちならば、従来のサービスをいままで以上の金額を支払って受けることができるだろう。

しかし、一般の人々は、今後、さらに高額化するか、もしくは品質が劣化したサービスを、いままでの習慣から受けるのか、それとも自分でやるのか、その選択に迫られるだろう。

もしかすると、不平不満が跋扈する現在でも、「とても幸せな状況」なのかもしれない!!

 

日本の福祉システムは「生涯独身」を想定していない…これから激増する「身寄りのない男たち」という大問題
9/27(水) 11:17配信 プレジデントオンライン

■日本の人口減少は「多死化」で加速する
 9月15日に発表された2022年の人口動態調査確定報によれば、出生数は77万759人で人口動態調査開始以来最少となったほか、合計特殊出生率も1.26と過去最低となりました。
 しかし、注目したいのはむしろ死亡数の増加です。
 死亡数は156万9050人で、これは統計の残らない太平洋戦争期間中をのぞけば、統計調査開始以来、というより日本史上初めて150万人を突破し、もっとも死亡数の多かった年となりました。ちなみに、今までの最高記録は、スペイン風邪が流行した1918年の149万3162人でした。
 しかし、これは2022年だけの特異な現象ではありません。すでに2023年の速報値でも前年の死亡数を上回るペースで推移しており、今後も150万人超の死亡数が続くでしょう。
 それどころか、以前、〈1人生まれても2人が死ぬ」が50年続く…ついに始まった「日本人の大量死」の行き着く先とは〉という記事でもお伝えしている通り、日本は2022年を起点とした「多死時代」へ突入します。今後50年間は年間死亡数150万人以上の時代が続きます。
 いつも「少子化」の問題が取りざたされますが、日本の人口減少は「少子化」というよりもこの「多死化」によって促進されます。人間は不老不死ではないので、人口転換メカニズム上、高齢化の先には必ずこの「多死化」が訪れるからです。

■結婚できないと早死にする男性
 ところで、以前、2022年2月の記事〈「一人だと短命になる男、一人だと長生きする女」年金すら受け取れない独身男性の虚しい人生)において、配偶関係別の死亡中央値を比較し、未婚男性だけが唯一60歳台と早死にする傾向がある事実をお伝えしました。
 「いのち短かし 恋せよおとめ」(「ゴンドラの唄」1915年、吉井勇作詞、中山晋平作曲)とは、大正時代の有名な流行歌のフレーズですが、さしずめ現代は「いのち短かし 恋せぬおとこ」というべきでしょうか。
 以前のデータは2015~2019年の累積値による計算でしたが、2022年の確定報に基づいて最新の配偶関係別死亡中央値を計算してみました。対象は50歳以上としています。
 それによると、未婚男性の死亡中央値は、今までよりは多少延び、71.1歳とかろうじて70歳を超えました。未婚男性の寿命も延びているようですが、相変わらず配偶関係別で比較するともっとも短命であることに変わりはありません。

■「男は一人では生きていけない」は本当だった
 誤解しないでいただきたいのは、死別男女がもっとも長生きだからといって、「配偶者と死別すれば長生きできる」ということではありません。配偶者と死別するまで有配偶状態が継続した結果です。
 また、女性の場合、有配偶がもっとも短命に見えますが、これも「結婚した状態だと女性は早死にする」のではなく、そもそも有配偶のまま死亡する女性の総数が少ないためです。大抵の妻は夫より長生きです。一般的に、多くの女性は有配偶のうちには死なず、死別女性として死亡するのですが、有配偶女性だけを抽出して死亡中央値を計算するとこういう結果になるだけです。
 全体的な傾向としては、男性は死別も含み有配偶状態が長く続けば続くほど長生きの傾向があります。未婚男性の死亡も早いですが、離別男性も74.6歳と早い。これが「男は一人では生きていけない」といわれる所以(ゆえん)でしょう。反対に、未婚女性は84.6歳と、むしろ一人でいるほうが長生きのようです。
 こうした配偶関係別の寿命の違いは、大きくは食生活など生活習慣によるものが大きいのですが、もうひとつ男性より女性のほうが孤独耐性が強いことも影響があるでしょう。

■50歳以上の未婚男性は40年で23倍に
 特に、男性の場合、会社や家族という所属が失われてしまうと途方に暮れてしまう人が多いものです。これは、男性がより社会の中で「どこかに所属している」という帰属意識に依存してしまう傾向があるからです。
 また、男性は離婚率と自殺率が強い正の相関がある点も、家族という所属を失った喪失感と関係がないとは言えないでしょう(〈「離婚男性の自殺率が異常に高い」なぜ日本の男性は妻から捨てられると死を選んでしまうのか〉参照)。
 そもそも50歳以上の未婚人口は激増しています。国勢調査によれば、1980年における50歳以上の未婚男性人口はわずか17万人程度でした。それが、2020年には、約391万人へと23倍にも増大しています。女性のそれも、1980年の41万人から2020年251万人へと増えていますが、6倍増に過ぎないので、いかにこの40年間で50歳以上の未婚男性人口が急増したかがわかると思います。
 この男女合わせて642万人もの50歳以上未婚人口ですが、これはこれからのソロ社会化にむけて避けては通れない課題となるでしょう。いうなれば「身寄りなき人口増加問題」です。

■「身寄りなき死」が続出する
 同じ独身でも、婚歴有の死別や離別の場合は、子どもの家族など誰かしら身寄りのある人が多いと思われますが、生涯未婚であれば当然配偶者も子もいないし、本人が50歳を過ぎていれば親も鬼籍に入っていることも考えられ、さらに、昔ほど兄弟姉妹が多いわけではない環境の中で、まったく身寄りのない状態で死亡する可能性が高いということになります。
 そもそも日本の福祉システムは、皆婚時代の流れを引きずり、家族がいる前提で作られています。家族がいないという生涯未婚者に対してはそのサポート体制がないといっても過言ではないでしょう。かつて互助機能を果たしていた地域のコミュニティも、一部の地方を除けば消滅しつつあります。血縁関係があったとしても、遠方に住む親戚との接点も希薄になっていれば、たとえ死亡したとしても、その引き取りを拒否されるケースも増えています。
 さらに、身寄りのない未婚者は遺産の行方すら宙に浮いてしまいます。
 最高裁判所によると、相続人不存在による相続財産が国庫に入った金額は約647億円(2021年度)にものぼるといいます。2001年度は約107億円だったので、20年で6倍増になっているわけです。これは未婚で身寄りがないがゆえに、老後の蓄えを気にして、節約した結果、生きているうちに使わずに亡くなってしまう場合もあるでしょうし、そもそも不動産を相続する相手もいないわけです。

■「所属」のない高齢者に社会的役割が必要
 前述した通り、今現在でも50歳以上の未婚人口は642万人もいます。もちろん、この全員が身寄りがないわけではありませんが、今後未婚人口がさらに増加していく中で「身寄りのない高齢ソロ」の対応は大きな課題となるでしょう。
 「どうせ一人なんだから、死んだ後のことは知ったことではない」という考えの人もいるかもしれませんが、一方で「死んだ後、よそ様に迷惑をかけたくないが、どうすればいいかわからない」と悩む人も多いでしょう。
 死後の憂いをなくすことで、かえって安心して生きられるという面もあります。
 長野県南箕輪村では、行政と連携し、2019年度に「身寄りのない方のエンディングに関する研究会」を発足したという動きもあります。こうした視点の取り組みを各自治体も国も目を向けるべき時にきているのではないでしょうか。
 死後のことだけではなく、「所属」のない身寄りなき高齢者にとっての今の社会的役割の付与も大事です。自分の子や孫がいなくても、血がつながっていなくても、果たせる社会的役割はあります。むしろ行政には、増え続ける高齢ソロの社会的役割を実感できる環境作り、お膳立てが必要です。

■「つながり」は血縁や友人だけではない
 奈良県橿原市にある「げんきカレー」という店では、お客が自分の会計に200円をプラスすると1枚チケットが発行されます。そのチケットを壁に貼ると、地域の子どもたちがそのチケットを利用してカレーを無料で食べることができるというシステムになっています。
 血縁関係のある子や見知った誰か特定の子にカレーをごちそうするというだけではなく、自分の行動がどこかの見知らぬ子どもの笑顔を作れるかもしれないという喜びがそこにはあります。行動する良いきっかけにもなります。チケットを利用する子どもたちも、誰かの温もりを具体的に感じて感謝できるでしょう。
 リアルに顔を見合わせて助け合うことだけが「人のつながり」ではありません。自分のしたことが巡り巡って誰かのためになるという、これは、今後所属だけではない人のつながりを作るという意味で、私の提唱する「接続するコミュニティ」のひとつの形でもあります。こうしたささいなお膳立てひとつでも、今後増え続ける身寄りのない高齢ソロの「生きる力」となるのかもしれません。
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荒川 和久(あらかわ・かずひさ)
コラムニスト・独身研究家
ソロ社会論及び非婚化する独身生活者研究の第一人者として、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・Webメディアなどに多数出演。海外からも注目を集めている。著書に『「居場所がない」人たち 超ソロ社会における幸福のコミュニティ論』(小学館新書)、『知らないとヤバい ソロ社会マーケティングの本質』(ぱる出版)、『結婚滅亡』(あさ出版)、『ソロエコノミーの襲来』(ワニブックスPLUS新書)、『超ソロ社会』(PHP新書)、『結婚しない男たち』(ディスカヴァー携書)、『「一人で生きる」が当たり前になる社会』(中野信子共著・ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。
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世界が失笑”岸田国連演説「欧米人の猿真似」指摘…空気読めない首相に「後進国の仲間いりしつつある日本はどうでもいい」

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この記事のように、失笑されたかどうかは、私にはわからないのだが、岸田首相の対外発言(外交)については良くわからないことが多い。

このところの物価高が、私の家にもあきらかな影響をもたらし始めたのに、未だに、賃金上昇やら景気対策やらを一緒に言い続けていることなど不思議でならない、現在の状況ならば、物価高対策・・・一点集中ではないのだろうか?。

だから、野党(立憲民主党)の言う、直接給付も視野に入れるほど物価高は深刻で、早急な対策を求めている人が多いハズなのに、なんとなくその話題に直接踏み込むことを避けている感が強い。

それは思うに、現在のウクライナ紛争が巻き起こした世界的な状態であり、日本(岸田首相)は、それを強固に支持する立場だからだ(自国がどうなろうとも)。

とある国会議員が、ウクライナ紛争時後、比較的浅い時期に「国益」を考えた方が良いと発言し、世間から批判されたが、いまとなれば、そんなことは言ってられない状況ではなかろうか?

 

(以下は、リンク切れ対策のための引用)

世界が失笑”岸田国連演説「欧米人の猿真似」指摘…空気読めない首相に「後進国の仲間いりしつつある日本はどうでもいい」
9/22(金) 9:10配信 みんかぶマガジン
 国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏は、岸田首相による国連総会での演説を「本当にバランス感覚がない」とぶった切る。岸田首相が軽視し続けているグローバルサウスだが、本当に日本は今の対応を続けるべきなのか。渡瀬氏が解説するーー。

岸田の各連演説は「欧米人の猿真似」
 岸田文雄首相が今回の国連総会で疎らな聴衆に向けてウクライナ支援継続や空想的な核軍縮の取り組みに対する資金供与を約束した。G7広島サミットにおいても、岸田政権のウクライナ傾斜(=欧米リベラル勢力追従)はあまりにも度が過ぎている。欧米でもここまでのコミットメントは見られない。ゼレンスキー大統領の独善的な態度に欧米諸国内でやや支援疲れの空気が蔓延する中で、その空気を全く読まない岸田外交の異質感は一層際立っている。本当にバランス感覚がない。
 日本が西側先進国側の陣営であることを米国でアピールすることは、米国民主党関係者と欧州のリベラル勢力にとっては歓迎すべきことだ。ただし、彼らの腹の内は、日本がウクライナに対して軍事的支援を実際には行わないこともあり、極東アジアの中堅国家が欧米人の猿真似をしているようにしか見ていない。地政学的な観点、経済的な観点、そして相互防衛の観点から見ても、岸田政権が望むように欧州諸国が台湾有事の際に日本・台湾側に立って中国に敵対するようなことは決してあり得ない。
 欧州諸国の要はドイツ・フランスである。

後進国の仲間いりしつつある日本などどうでもいい
 ドイツは今年6月にドイツ初の国家安全保障戦略を発表したが、中国の脅威に触れつつも、台湾海峡については一言も触れなかった。ドイツは今年7月まで対中国戦略の発表を遅らせ続けてきたが、それは第7回独中政府間協議のための李強訪独に配慮したからだ。この協議ではディリスキリングはあくまで民間企業が行うものとし、両国の政治的融和が演出されたのだった。その後に発表された対中国戦略では、一部インド太平洋地域での軍事的プレゼンスの拡大が述べられたが腰が引けた内容だ。また、ドイツとポーランドは今年6月までドルジバパイプライン経由でロシアのエネルギーを輸入しており、6月以降も第三国のエネルギーをロシア経由で輸入している。他国にウクライナ支援を求める以前の問題だ。自国の利益に対しては、徹底した対応をしているのだ。
 フランスのマクロン大統領も中国に対しては更に及び腰の対応であり、NATOの東京連絡事務所の開設すら反対した。外交筋によると、最近起きていたフランス国内のデモがロシアの工作であると噂される中、それを中国に止めてもらうために明確な対応が必要だったことも理由の一つであったという話すら漏れてくる。ただ、フランスが日本の協力に恩義を感じているならば、その程度のことは認めるべきことだ。しかし結局、全会一致を原則とするNATOでは東京連絡事務所の設置を延期検討事項となった。更に、マクロン大統領は今年4月には訪中後に「私たちが一緒にやれることは幅広い。フランスと中国の友情万歳!」と自らのSNSに中国語で投稿している。欧州の安全保障のために多少なりとも貢献する日本に対して信じ難い扱いだ。少子高齢化、さらに経済力でもすでに後進国の仲間入りをしつつある日本との関係などどうでも良いのだろう。

日本はグローバルサウスからの信頼を自ら失いつつある
 イギリスは独仏両国よりもマシな態度であり、EUから抜けたことで意思決定の自由度も増えた。しかし、当然であるが、欧州の意思決定に関与できる余地は減少しており、なおかつ中国が持つ巨額の金融資本の魅力から金融街であるシティが逃れられるはずもない。
 したがって、岸田政権の欧米リベラル外交は表面上は歓迎されているように見られるのとは裏腹に、実際には全く成果を上げていないと言える。外務省お得意の見た目だけの友好関係が進展している演出だ。
 このように欧米リベラルに追従することによって、日本はグローバルサウスからの信頼を自ら失いつつある。グローバルサウスはウクライナ問題など本音ではどうでも良いと考えている。むしろ、エネルギー価格・食料価格の高騰原因であり、どのような形でも早く終わってほしいと考えている。それどころか、意外かもしれないが、ロシア人は白人でありながら、ロシアがアジア地域にも跨る多民族国家であることから差別意識が薄く、歴史的にもグローバルサウスの近代化にも貢献した経緯もあり、非欧米諸国からは意外と好かれている面もある。

グローバルサウスが嫌う人権・ジェンダーなどの西側価値観
 グローバルサウスの国々は、欧米諸国が押し付けてくるリベラルな価値観は、自国の安定を揺るがすものであり実は望んでいない。欧州諸国が標榜する人権・ジェンダーなどの価値観は、グローバルサウスの国々には早すぎるか、もしくは根本的に合わない類のイデオロギーだ。
 グローバルサウスが持つ欧米のリベラル外交への不満を意に介さず、岸田首相はリベラルな傾向が強い上川陽子外務大臣を任命した。岸田首相も上川大臣も「大臣が女性であること」を強調していたが、これは国際的な文脈では「フェミニスト外交」を展開することを意味する。直近の外交デビューであった訪米でも「女性・平和・安全保障(WPS)フォーカルポイント・ネットワーク・ハイレベル・サイドイベント」に出席して拍手喝采を受けた。
 フェミニスト外交とは、従来までの軍事や経済関係に関する外交だけでなく、女性の感性を生かして人権や福祉、特にジェンダー平等などを謳う外交手段だ。岸田政権は、人権団体の要望通りに今年5月にODAの実施原則を見直し、『ジェンダー主流化を含むインクルーシブな社会促進・公正性の確保』の原則」を入れたが、それを本気で歓迎するグローバルサウスの国がどれだけあるだろうか。日本とグローバルサウスの国々の政治的な隙間風が新たに生まれるだけだ。

何がしたいんだ岸田は…
 一方、そのような欧米のリベラル風の政治圧力が伴わない中国・ロシア側に与する国々は実は増加している。BRICsの参加国は著しい拡大傾向を示しており、既に約20か国が公式に加盟申請し、さらに20か国以上が参加に関心を示している。また、ロシアの厳しい情勢下にも関わらず、9月のG20 の裏側で行われたウラジオストクの東方経済フォーラムには、中国、インド、ベトナムカザフスタンラオスミャンマーシンガポール、フィリピン、北朝鮮ベラルーシ、といった国々が参加している。中長期的に見れば力をつけるグローバルサウスの国々は、欧米に必ずしも歩調を合わせているとは言えない。
 岸田政権が進める外交政策のように、過剰にウクライナ支援に傾斜しても、日本は欧米諸国からは安全保障上の確かな見返りを得ることは決してできない。また、欧米のリベラルな価値観を丸出しにしたフェミニスト外交の展開など自ら外交上の選択肢の幅を制限する愚かな行為だ。日本は単純に欧米に追従するだけでなく、自分たちにとっての真の国益とは何か、欧米にはできない外交政策とは何かをもう一度見直す必要がある。
渡瀬 裕哉

 

カントリーマアムは小さくなり、注文は来ない…英紙が「日本のサービスが劣化していく」と憂慮

(ちなみに、ブログをもう一つやっているのだが、同じ記事を掲載するとどうなるのか・・・と興味を持ったのでこちらにも上げてみる)

 

憂慮していただくのはありがたいが、残念ながらこれは現実だ。

この先も、現在の数倍以上するサービス費用負担ができる富裕な人は覗いて、ステルス値上げ化されたサービスを享受するしかないだろう。

今も、マクドナルドに行列を作る客を散見するのだが、マクドナルドに並ぶくらいならそういうものを食わなければ良い、栄養的にはメリットがないと思えるからだ。

しかし、自分で食事の手配ができない人(家事全般やらない人)にとっては、それは死活問題なのかもしれない、そう、究極のスティルス費用とは「家事(それに付随して、子育てや介護)」なのだから。

 

カントリーマアムは小さくなり、注文は来ない…英紙が「日本のサービスが劣化していく」と憂慮
9/17(日) 10:30配信 クーリエ・ジャポン

深刻な労働力不足によって、日本の小売店や飲食店は質の高いサービスを維持することが難しくなっている。これまで、便利さや快適さを当たり前のように享受してきた日本人も変わらざるをえないと、英紙は指摘する。
ある日曜日、郊外の広々としたレストランは、朝食をとりにやってきた地元客で賑わっていた。
サービスはのんびりとしたもので、パンケーキが運ばれてきたときには、人類に原始の時代から備わる「ありがたい!」という気持ちがわき上がってきた。注文から実に22分が経過していた。
イタリアのジェノバか、ギリシャサントリーニ島といったリゾート地ならまだわかる。だがスローフードを体現したようなこのレストンランは、横浜近郊にあるマクドナルドなのだ。

日本のサービスの質は強み、かつ弱み
マクドナルドの従業員は、何も意図的にゆっくりと働いているわけではない。むしろ店側は申し訳なさそうだった。店がすこぶる繁盛しているのに、従業員が足りないことが問題なのだ。
黄色のMマークの下には長蛇の列ができており、人手不足なのは一目瞭然だ。カウンターの横に貼ってある「スタッフ募集中」の大きな張り紙からも、従業員を切実に求めていることが伝わってくる。

だが、必要な人材はおそらくやってこない。
飲食・小売り業界のサービスの質の高さは、長年、日本の大きな強みであり、かつ弱みでもあった。競争が過熱した結果、清潔さや時間の正確さ、効率、商品やサービスに関する知識、細部への気配りなどに対し、日本の顧客の期待値は世界で類を見ないほど高くなっている。それゆえ、その基準に達しない企業や店には、失敗の烙印が押されてきた。
マクドナルドのようなグローバル企業は、通常、世界中で一定のユーザー体験を再現しようとするものだ。だが、こうした企業ですら、日本ではサービスの水準を上げてきた。
だが昨今、日本のサービスの質は落ちている。
その原因は、慢性的な労働力不足にある。少子高齢化による人口減少と移民受け入れに対する消極的な姿勢は、経済全体に波及している。共同通信の取材に対し、日本の大企業114社のうち49%が人手不足だと答えている。また、東京商工リサーチによれば、2023年上半期に人手不足が直接の原因で倒産した企業の件数は、前年同期の2.3倍に上る。
労働力不足の問題はいたるところで見られ、なかには不安をかき立てるような状況に陥っている分野もある。日本の国土の大半は山間部であるにもかかわらず、今後、橋やトンネルの専門家が全国的に大幅に不足すると日本土木学会は懸念を示している。
だがいまのところ、こうした変化に対する日本の消費者向けサービスの対応は「手の込んだ茶番劇」の様相を呈している。

「ステルス値上げ化」する日本のサービス
たとえば日本の食品業界は、商品のパッケージはそのままに、内容量を減らす「ステルス値上げ」の達人になり、消費者から「せこい」と批判されている。ステルス値上げは世界中で起こっていることだが、値上げに及び腰だった日本では、他の国よりもこのやり方が定着した。
これに不満を持つ人のなかには、どれぐらいの期間にどのていど内容量が減っているかなどを調査し、自身のウェブサイトでその結果を公表する人もいる。たとえば、アイスキャンディーの長さや、1袋あたりのスライスチーズの枚数、チョコレート菓子「メルティーキッス」の1箱あたりの個数などの変化を詳細に記録しているのだ。
「このままだと不二家のカントリーマアムは、2040年には1円玉より小さくなる」という冗談すら囁かれている。
ステルス値上げは、「パッケージがこれまで通りなら、中身も変わっていないだろう」と考える消費者の心理を利用して、ひそかに量を減らしている。企業のこの対応は、消費者との関係を抜本的に変えることを最大限、先延ばしにしようとしていると言える。
日本のサービス業も今後、ステルス値上げのような解決策をとる可能性が高い。
24時間営業のコンビニやレストラン、豊富な知識を持つスタッフがいる小売店、どこにでもある自販機に、驚くほど時間通りにくる電車──これらも例外ではない。
他の国なら、肩をすくめながら、状況に応じてサービスの質を落とすだろう。だが、日本の企業や飲食店はそれをかたくなに拒否してきた。その選択によって、自らの首を絞めているのだ。
日本のサービス業は体裁を変えずに「ステルス値上げ化」する日本のサービス
たとえば日本の食品業界は、商品のパッケージはそのままに、内容量を減らす「ステルス値上げ」の達人になり、消費者から「せこい」と批判されている。ステルス値上げは世界中で起こっていることだが、値上げに及び腰だった日本では、他の国よりもこのやり方が定着した。
これに不満を持つ人のなかには、どれぐらいの期間にどのていど内容量が減っているかなどを調査し、自身のウェブサイトでその結果を公表する人もいる。たとえば、アイスキャンディーの長さや、1袋あたりのスライスチーズの枚数、チョコレート菓子「メルティーキッス」の1箱あたりの個数などの変化を詳細に記録しているのだ。
「このままだと不二家のカントリーマアムは、2040年には1円玉より小さくなる」という冗談すら囁かれている。
ステルス値上げは、「パッケージがこれまで通りなら、中身も変わっていないだろう」と考える消費者の心理を利用して、ひそかに量を減らしている。企業のこの対応は、消費者との関係を抜本的に変えることを最大限、先延ばしにしようとしていると言える。
日本のサービス業も今後、ステルス値上げのような解決策をとる可能性が高い。

寺沢武一さん死去

私との年齢差が6歳だったことを今頃知った。

悲しいね。

ご冥福をお祈りします。

寺沢武一さん死去 「コブラ」憧れカズレーザーQさまVでSNS複雑「両方ともトレンドに」
9/11(月) 22:48配信 スポニチアネックス
 SF漫画「コブラ」などで知られる漫画家の寺沢武一(てらさわ・ぶいち)さんが死去したことが11日、分かった。68歳。北海道旭川市出身。「コブラ」を連載していた「週刊少年ジャンプ」を発行する集英社が本紙の取材に明らかにした。
 1998年に脳腫瘍を患い、闘病生活を送っていることを2003年に公表。闘病しながら創作活動を行っていた。
 手塚治虫氏の下で修業を積み、77年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)にデビュー作「コブラ」を発表。左腕にサイコガンを装着した不死身の男・コブラの活躍を描いたSF作品で、単行本は3000万部以上を売り上げ、82年にアニメ映画化、テレビアニメ化された。そのほか「鴉天狗カブト」「ゴクウ」などを手がけた。
 「コブラ」のファンとして有名なのが、お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー(39)。赤を基調とした衣装を貫いているのは、コブラへの憧れがあるからだった。かつて出演したテレビ番組では「赤いヒーローって強いし、かっこいいじゃないですか。おれも、かっこよくなりたいっていうのはあるから、赤を着ようと」と告白。左腕をサイコガンに改造したいと話すほど、心酔していることを明かしていた。
 寺沢さんの死去が明らかになったこの日、カズレーザーテレビ朝日系「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」に出演。圧倒的な知識を生かして優勝した。SNSには「COBRAに憧れた奴の優勝と同じタイミングで知るとは」と、驚きの声が上がった。
 SNSのトレンドには「寺沢武一先生」「寺沢先生」「スペースコブラ」とともに「カズレーザー」「Qさま」なども上位に入った。悲しきダブルトレンドに、「コブラの作者が亡くなり、その日にQさまコブラの姿をしたカズレーザーが他の追随を許さぬ圧倒的な優勝を勝ち取り、両方ともトレンドに乗るという展開」「コブラに憧れて金髪にして赤いスーツを着たカズレーザーがクイズ番組で優勝していた。そんな時にこんなニュースが流れてくるなんて…」と残念がる投稿も寄せられていた。