110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2008-01-28から1日間の記事一覧

不機嫌の時代(山崎正和著)

本作は1976年に新潮社から刊行されたもの、私は、1986年に講談社学術文庫版になったものを読んだ。 さて、本作は、明治40年ごろ、日露戦争終結後の、代表的な文学者(鴎外、漱石、荷風、直哉)の作品の中に共通にあるとする「不機嫌」というものを描いていく…