110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2009-06-06から1日間の記事一覧

反=日本語論(蓮實重彦著)

本書は1977年筑摩書房刊行のもの、私は1986年初版のちくま文庫版を読む。 もう30年以上前の著作だが、日本語を考えるのには格好のテキストだと思った。 「音声中心主義」の西欧言語・文化は、差別と同一化の社会であり、そこには、冷酷なまでの格差が内在し…