110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2012-06-02から1日間の記事一覧

絹と明察(三島由紀夫著)

本書は新潮文庫版で読む。 全体の話の流れは、戦後の早い時期に顕在化した労働争議を取り扱ったもので、現在とは違和感のある設定となるだろう。 しかし、駒沢善次郎を旧体質、(若い)大槻を新体質と見れば、現在にも通じる視点が得られるのではないのだろ…