大型車の車輪脱輪事故過去最悪に迫る勢い
大型車の車輪脱輪事故過去最悪に迫る勢い 冬に多発なぜほぼ「左車輪」なのか?
という記事があった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191217-00010001-norimono-bus_all
記事自体を読むと原因は良くわからなかったのだが、コメントを読むと、どうも、車輪を止めるネジの規格がJIS(日本工業規格)からISOに代わり、整備を怠るとこういう事故を招きやすい・・・という(たぶん)現場の人の意見が多かった。
ガラパゴスでも昔の方が良かったということを言っても仕方がないよね、でも、世界標準だからということだけからISOを採用したのならば、やはり、知性が劣化したことになるのではないのかな。
JISでは、左右逆ネジで止めて、ネジが外れにくくするようにしていたらしい、それでも事故が皆無と言うわけではないけれども、事故の確率を下げる効果はありそうだよね。
まぁ、きちんと整備すればそういう事故は起きないのだから、これからは「人間の質」の向上だよね・・・なんてことを考えるのも正論だろう。
でもね、車輪の回転方向とネジの緩む方向を逆することで、万一の重大事故の確率を少しでも減らすことを考えた、かつての日本人の方が、私は好きだけれどもね。
経済合理性で考えれば、全ての、締め付けネジを統一したほうが安いよね、左右逆ネジならば部品点数も管理コストも倍になるしね、また、輸出を考えればISOだよね、でも、それで、事故が現実に多くなっているなら、やっぱり考え直した方が良いのではないかな。
最近の日本の風潮は、重大な事故が起きても、有識者による検証が行われるだけで抜本的な対策はしないようだね、あの原発事故もうさん臭かったし、未だに、記憶に残るのは、新幹線の車台がもう少し走ったら破損して大事故につながる可能性があった件だ、今はどうか知らないのだが、昭和の頃には「(新幹線の)安全神話」なんていうのがあったけれども、そういう事故が起きてもトップが責任取って辞めるなんて言わないようだから、安全神話の看板は下ろしたようだね。
そうだよね「ベストは尽くしましたけれども想定外のことが起こってしまいました」と、事故や災害に対して先手を打たない言い訳がまかり通っているのだからね。
まぁ、リニアが実用化された折には本当の大事故が起きないように祈るよ。