今治で道路横断中の高齢女性はねられ死亡

今治で道路横断中の高齢女性はねられ死亡
11/28(土) 13:20配信 南海放送
２７日夜、今治市の市道交差点を歩いて渡っていた高齢女性が車にはねられ死亡した。
２７日午後８時半頃、今治市北日吉町３丁目の市道で、交差点を歩いて渡っていた近くに住む伊藤佐瑜實さん（８０）が軽四乗用車にはねられた。
この事故で、伊藤さんは、頭などを強く打ち市内の病院に運ばれたが約３時間後に死亡が確認された。
現場は、片側２車線の信号機と横断歩道がない交差点で、警察は、軽四乗用車を運転していた２０代の保育士の女性から話を聞くなどして事故の詳しい原因を調べている。
１１月に入り県内では、交通事故で７人が亡くなっているがいずれも高齢者で、このうち６人が歩行中だった。
警察は、歩行者には反射材の着用をドライバーには早めのライト点灯を呼びかけている。

これのコメントで支持が多かったのがこれ

夜、横断歩道の無い道路を渡っていて、車の方がスピードオーバーで無ければ過失ゼロでいいと思います。日本は歩行者、自転車に超過保護すぎます。･･･（1）

これに返信したコメントがこれ、しかし、不支持が多かった。

イギリスやオーストラリアでは歩行者が横断歩道を渡ろうとしていたらほぼ100%の車両が停止、横断歩道じゃなくても多くの車両が停止します。横断歩道ですら約20%の車両しか停止しない日本人として恥ずかしくない？それで歩行者に過保護すぎだなんて聞いて呆れるわ。 ･･･（2）

交通の法規では、「交通強者」側に、注意する責任（義務？）を負わすようにしている。

車が人を轢いたら、轢かれた人は結構大変な状況になるが、人が車に体当たりしても、部品が壊れるとか、車体に傷がつくとか言った程度だよね。

だから、車を運転する側の責任を重く見るというのが原則（でいいよね？そうそう「免許制度」って本来そういう法律を守るという前提で受けるものだよね？運転技術だけではなくてね）。

ちなみに、(1)の持論をとれば、法定速度で走っていれば、車の前に人を突き落としてもらって、最悪死亡させても罪にならないことになる（突き落とした人は罪に問われるだろうね）。

そう、このコメントを実現すると、嫌な奴がいたら、合法的に怪我や死に追いやることができることになる。

何かこのコメントには、不埒なバイアスがかかっているよね。

確かに、高齢者は判断能力が衰えているから、彼らが歩行中に、車を運転して遭遇したときに「イラつく」ことは多々あったかもしれないけれども、こういうところに、紋切り型で上記のような「無法な」コメントを平気で書いた上に多数の支持を得られる状況は、とても、まずいよね（これが、高齢者ではなく子供だったらどうするつもりだろうね、子供も判断能力はないよね、未成年者の場合は除外するのかな）？

だから、(2)の返信では、外国の例をあげて少し緩和しているけれども、日本の法規でも全く同じこと、至極まっとうな返信なのに、不支持が多いのは何故だろうね？

ヤフコメだからなのかな？

それとも、現実世界のことについて想像力がはたらかなくなっているのかな？

まぁ、酷いことだね。