110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

レヱル・ロマネスク

「レヱル・ロマネスク」という3分30秒のアニメがある、Gyaoに掲載されたタイトル情報は以下の通りだ。

タイトル情報
レヱル・ロマネスク
まいてつ祭りへようこそ
正和63年10月。 大廃線により鉄路の殆どが失われてしまった国――日ノ本。 九洲は隈元県御一夜市。疲弊しきった経済の立て直しを 蒸気機関車8620とそのレイルロオド・ハチロクとを主役に 据えた観光振興により見事成功させ鉄道復興の聖地となった 同市はさらなる復興への機運や全国の鉄道事業者・まいてつたちの 交流を盛り上げるべく、『第一回まいてつ祭』の開催を企画する。鉄道車両の運転制御用人型モジュール「レイルロオド」達も それぞれのマスター達につれられ全国から集う。 人間達の連日の会議に刺激され、「自分たちも何かをしたい」と 意気投合した彼女たちは、有名レイルロオド「すずしろ」を 中心として「レイルロオドサミット」を主催。 駅前の「cafe亜麻色」に集合し、「まいてつ祭」へ 更なる彩りを加えるべく知恵を絞っていく。

時代の流れで衰退していくものをアニメで取り上げるとは異色中の異色のような気がする、各話の内容は大したことはないのだが、全体に流れる(意図的か意図せざるかはわからないのだが)「衰退と滅び」というイメージが私には印象的だった。

これが、今の日本を比喩的に表しているのならば、相当な慧眼のもとに作成された作品といって良いだろう。

しかし、こういう印象を持てるのは私のような還暦直前の者(より年長)だけだろうから、アニメとしての一般受けはありえないだろうね。

再放送もされそうにないので、これで見納めだろうが、妙に、引っかかるアニメであった。