2008-03-07 ミメーシスの文学と人類学(ルネ・ジラール著) 読書 #読書 ジラールの著作を初めて読んだ。 本書は1985年法政大学出版会刊行のもの。 ミメーシス欲望、スケープゴート理論について興味深く読み進めた。 人間の根底に渦巻く「暴力」についての、冷静な分析に「はっ」とするものがあった。 中国が日本を何故に批判するのか? 戦争の影響かもしれないが、ミメーシス欲望(スケープゴート理論かな)の考え方を当てはめると、なんとなく、すんなり理解できそうな気もする。 今、ジラールを読んでいる人はそう多くはないと思う。 でも、もう少し、読んでみようと思った。