目で見る相対性理論（J.T.シュワルツ著）

　本書は白揚社1969年刊行のもの。

　相対性理論は随分夢のある理屈だ、空間が縮まったり時間が遅くなったりする。
　最近では、カーナビの位置決めのために、GPS衛星との間でのデータ修正のために利用されているらしい。
　だから、とても身近な理屈なのだ。
　そんな事で、相対性理論の簡単な冊子があると読んでしまう。
　本書は、文章の説明は少なくて、ほとんどが幾何学図形を見るような仕組みに出来ている。
　それでいて、ちゃんと、時空の変化を説明するのだ。

　おみごと、座布団一枚級の作品である。
　夏バテ気味の身体には丁度良い作品。