逃亡日記(吾妻ひでお著)
本書は日本文芸社2009年刊行のもの。
「失踪日記」は、すぐ買って読んだものだが、その後本作の様なものが出ているとは知らなかった。
たまたま、古本屋で100円棚にあったので、即入手即読みという按配になる。
本書にある、故石森章太郎(当初、石ノ森章太郎は後の改名)の「マンガ家入門」「続マンガ家入門」は私も背表紙がぼろぼろになるまで読んだ記憶がある・・・ただし、才能は無かったので、意欲だけではどうしようもない事があることを知ったのだが)。
そんな、昔を振り返りつつ、現役でマンガ家を続けることの難しさを感じたりするのだ。
ちなみに、黒咲一人の「55歳の地図」(これも日本文芸社刊行)という、お遍路マンガなどもまた別の面から、いわゆる自営業の厳しさを感じることができる(黒咲さんどうしているのだろう)。
本書は、そんな暗そうな背景を抱えつつ、さらりと流す、著者のセンスをうかがい知れるとともに、やはり、他にない(上手い)画を書く人だなと再認識したものだ。
まぁ、こんな問題意識が生まれるのも、そんな風に先が見えてくる歳に私もなったというわけなんだろうなぁ・・・・
「失踪日記」は、すぐ買って読んだものだが、その後本作の様なものが出ているとは知らなかった。
たまたま、古本屋で100円棚にあったので、即入手即読みという按配になる。
本書にある、故石森章太郎(当初、石ノ森章太郎は後の改名)の「マンガ家入門」「続マンガ家入門」は私も背表紙がぼろぼろになるまで読んだ記憶がある・・・ただし、才能は無かったので、意欲だけではどうしようもない事があることを知ったのだが)。
そんな、昔を振り返りつつ、現役でマンガ家を続けることの難しさを感じたりするのだ。
ちなみに、黒咲一人の「55歳の地図」(これも日本文芸社刊行)という、お遍路マンガなどもまた別の面から、いわゆる自営業の厳しさを感じることができる(黒咲さんどうしているのだろう)。
本書は、そんな暗そうな背景を抱えつつ、さらりと流す、著者のセンスをうかがい知れるとともに、やはり、他にない(上手い)画を書く人だなと再認識したものだ。
まぁ、こんな問題意識が生まれるのも、そんな風に先が見えてくる歳に私もなったというわけなんだろうなぁ・・・・