110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

また、閉店です

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 小さな駅にある、古本屋というのは、とても味があるものです。
 私の家の最寄り駅にあるこの古書店は、たまに掘り出し物が出てくるので、大変ありがたかったのです。
 そして、あまり人には教えたくないお店でもありました。

 昨年、少し綺麗に改装しはじめたので、新規オープンを楽しみにしていたのですが、当面「休業」の告知が出た後、昨日、ふと見ると閉店のお知らせに変わっていました。
 お店のほうは、かなり高齢なご夫婦で切り盛りしていたので、そのあたりの事情だと思いますが、大変残念なことです。
 
 事務的な文章ですが、以下、閉店のご挨拶です。

閉店のお知らせ
この度、湧泉堂書店は閉店することとなりました。
昭和26年の開業から60年の歳月が流れました。その間、近隣の皆様はじめ、遠くからお越しの皆様にご愛顧いただき大変お世話になりました。
厚く御礼申し上げます。
長い間ありがとうございました。
湧泉堂書店店主

 60年というところに、言い知れぬ重みを感じます。

 書籍が読まれない時代に入り相当な時間が経過したわけで、そのことが、ぽつりぽつりと顕在化してきたのだと思います。