日本人を考える(司馬遼太郎対談集)
本書は文春文庫版で読む。
日本人を考えるとはいっても、本書に収められた対談は昭和44年から昭和46年と今から40年以上も前の話で、当時の若者は今となっては定年という状況である。
しかしながら、現在感がないといって本書がつまらない作品化というと決してそうではなく、対談者の豪華な顔ぶれとともに、今まで知らなかった人の中に、新しい興味を発見することもあるのだ。
また、当時と現在と余り変わっていないところや、大きく変わってしまったところなどに、気づいたりすることもある、これは、読者の知識や思い入れが大きな要素ではあろうが。
ちなみに、本書に収められた対談者とは、梅棹忠夫、犬養道子、梅原猛、向坊隆、高坂正堯、辻悟、陳舜臣、富士正晴、桑原武夫、貝塚茂樹、山口瞳、今西錦司の面々、凄い、ため息が出そうだ。
それで、今回の対談を読んで興味を持ってしまったのが、富士正晴で、調べると意外にも古書でも値段がついている。
しかし、読んでみたい著者を一人発見した喜びは大きい。
日本人を考えるとはいっても、本書に収められた対談は昭和44年から昭和46年と今から40年以上も前の話で、当時の若者は今となっては定年という状況である。
しかしながら、現在感がないといって本書がつまらない作品化というと決してそうではなく、対談者の豪華な顔ぶれとともに、今まで知らなかった人の中に、新しい興味を発見することもあるのだ。
また、当時と現在と余り変わっていないところや、大きく変わってしまったところなどに、気づいたりすることもある、これは、読者の知識や思い入れが大きな要素ではあろうが。
ちなみに、本書に収められた対談者とは、梅棹忠夫、犬養道子、梅原猛、向坊隆、高坂正堯、辻悟、陳舜臣、富士正晴、桑原武夫、貝塚茂樹、山口瞳、今西錦司の面々、凄い、ため息が出そうだ。
それで、今回の対談を読んで興味を持ってしまったのが、富士正晴で、調べると意外にも古書でも値段がついている。
しかし、読んでみたい著者を一人発見した喜びは大きい。