文楽のこころを語る(竹本住太夫著)
本書は2003年文藝春秋社刊行のもの、私は、その後2009年初版の文春文庫版で読む。
文楽は、奥が深い、「文楽の研究(三宅周太郎著、岩波文庫)」を読んでいたのでその芸の厳しさを感じていたのだ。
だから、現在の七代目竹本住太夫が自ら語る本書を読んでみようと思った。
内容は、面白いのだ、そして、さらりと語るそれぞれのことばの裏に簡単でない「なにものか」があることに気づくのだ。
それは、巻末の、茂山千之丞との対談で「昔の役者さん、梅玉さん(三世中村梅玉)にしたって、芝居せんと芝居したはるし」というように、自然(体)であることの難しさを言っているように思うのだ。
私もこの年になって、少し、そういうことに気づくようになった。
そして、やはり「基礎」が大事だとうこと。
しかし、言葉では言えても、それが体でできないのよねぇ。
文楽は、奥が深い、「文楽の研究(三宅周太郎著、岩波文庫)」を読んでいたのでその芸の厳しさを感じていたのだ。
だから、現在の七代目竹本住太夫が自ら語る本書を読んでみようと思った。
内容は、面白いのだ、そして、さらりと語るそれぞれのことばの裏に簡単でない「なにものか」があることに気づくのだ。
それは、巻末の、茂山千之丞との対談で「昔の役者さん、梅玉さん(三世中村梅玉)にしたって、芝居せんと芝居したはるし」というように、自然(体)であることの難しさを言っているように思うのだ。
私もこの年になって、少し、そういうことに気づくようになった。
そして、やはり「基礎」が大事だとうこと。
しかし、言葉では言えても、それが体でできないのよねぇ。