110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

旅についての思索(山本?艶著)

 本書は講談社学術文庫版で読む。

 これは、個人的に気に入った、だって著者紹介に「1920年東京生まれ。大戦中大陸で、社会環境がおよぼす思想の形成を学ぶ。帰国後、放浪に身をゆだねながら独学。万事、常識より体験から生み出す思考を優先させる行動は、ひとから理解されにくく、独自の道を探索中」とある(学術文庫だよ)。

 これだけで、良いでしょう。
 (当時の)講談社というところの懐の広さを見た気がする。

 最初は、本書をなめてかかったのだが、甘かったわ。