110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

国家と神とマルクス(佐藤優著)

 本書は太陽企画出版から刊行されたもの。

 この本は実用書だと思う。
 変なたとえで言うと、理学ではなく工学だ。
 著者は、形而上学や観念論など熟知の上で「それでは現実にはどうすればよいのか」を書くのだ。
 そうすると身も蓋もない状況になったりするが、それが現実だとするのだ。
 
 だから、息苦しいと感じたりするのだが、それが現実なのだ。

 だが、その行き着く先、その選択肢には「宗教」もあるようだ。
 (だからなんなのよ・・・・?)