本書は多摩通信社2007年刊行のもの現代語訳で新書版だ、副題が「
美しい国のための提言」とあることから失敗に終わった前安倍政権に呼応して出版を企画したと思う。
でも、本書のような本を良く出されたものだと思う。
本書は
ナショナリズムの本だ、そして、玉くしげに現れる政治への提言のうちいくつかは、現在ではそのままは使えないところもある、しかし、武士階級の官僚化、そして、((藩)財政の悪化に対するに対する著者の指摘は現在でも適用できそうなのだ。
そういうわけで、こういう本がまだ埋もれているということに驚いたし、ある面では喜んだのだ。