110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

憲法記念日の備忘録

 私としての驚きは以下の引用記事の下の方にある大江氏への批判が凄まじいことであった。
 順番で上の方にあるコメントに大江氏の弁護が散見されないというのが却って不審感を高めた。
 憲法9条に関して、集団的自衛権の案件は字面を読むだけでは違法性が強いよね。
 これを特例法でどうやって骨抜きにするかが焦点だが、歴史を重ねることで各個別法に矛盾が出てきて収拾がつかないというのが真実ではないのかなと思っている。
 安倍さんの対応は憲法の精神というより、政治的な現実的対応ではないのかな。
 まぁ、将来に禍根を残さないようにと祈ろう。

日本国憲法の施行から68年を迎えた3日、各地で憲法記念日にちなんだ集会が開かれた。横浜市臨港パークで行われた「5・3憲法集会」では、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏(80)らが参加。大江氏は安倍晋三首相を7度も呼び捨てにして「彼がアメリカ両院で話したことはウソだと思う」などと批判した。
 主催者によると、3万人超の聴衆が集まり、大江氏が、ステージに立つと大きな拍手が起こった。大江氏は「理不尽で景気のいい話ではないが」と切り出し、安倍首相が4月29日に米連邦議会の上下両院合同会議で行った演説について「日本が集団自衛権を用いて、世界で起こる戦争に対して軍事的な抵抗をすると、安倍ははっきり言った。しかも、そのためにいくつも法律を作ると言った。しかし、安倍は国会で議員たちにはっきり説明していない。国民の賛同も得ていない」などと批判した。スピーチが熱を帯び「安倍首相」から「安倍」と呼び捨てになっていた。
 続けて「安倍の考え方は世界的な宣伝として成功している。日本でも成功しつつあると思う」と指摘。80歳の大江氏は「こういう大きな集会で話すのは最後になると思うが、私は平和と命の尊厳を基本に日本国憲法を守り、生かします。集団的自衛権の行使に反対し、戦争のためのすべての法制度に反対します」と信条を訴えた。
 大江氏が首相を「安倍」と呼び捨てにしたことについて、関係者は「長い間、いろいろなところで大江さんのスピーチを聞いてきましたが、いつも穏やかで人のことを呼び捨てにしたことはないと思う。相当怒っているのではないでしょうか」と驚いていた。
 集会には、大江氏のほかに法学者の樋口陽一氏、精神科医香山リカ氏らが参加した。