110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

加計学園の問題

 本件はそれほど大掛かりな問題だとは思わなかった。
 内閣(政府)と官僚が話を合わせて対応すれば程なく忘れられてしまうような事だと思ったのだが、ここにきて雲行きが怪しい。

 政府側はひたすら「そんな文書は知らない、発言もした覚えが無い」で押し通し、官僚側も「これ以上の文章は発見できない」で押し通せれば、怪しくともそれ以上原則的に踏み込めないはずだった。
 しかし、文科省らしい筋から次々と新しい怪文章が出てくるとなると、問題がある。
 政府側はこの文章の出所を調査せざるを得ないし(しなければ、逆説的に文章の内容を認めることにもなる)、何れにせよ、こういう文章を作成した人物を処分せざるを得ない(それがスケープゴートだとしても)だろう。
 それは、政府と官僚の間に(少なくとも文科省)亀裂をもたらすだろう。

 また、これを受けて、都議選での自民党の苦戦は今から想定される。
 民進党の技量でここまでのシナリオは描けないと思うのだ。
 この追い込みは、偶然か、はたまた必然か?
 このシナリオを演出した人物がいたとして、意図的に行ったのならば、相当な腕前だ・・・

 自民党の内部崩壊なのかもしれないね・・・このところ、自民党の政治家で(政治家)らしくない発言が散見されるしね。
 無理に言わせられているのかな?