110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

政治がどうなるのか

 まぁ、都議選もふまえ、自民党たたきが加速してきているように思うのだ。
 先ほども、TVで芸人さんらしいひとが「稲田さんは辞めてほしい」なんて発言をしている。
 でも、公共の放送では、私などからみると専門外の人が「辞めろ」と発言することには違和感を感じるのだ。
 それが世論を感じたとしても、一個人が代弁する権利まではないと思うのだ。
 それができるのは、政治にある程度の専門性を持っている者が、その発言に責任をもっている場合ではないかと思うのだ。
 (東国原氏はそういう面では鬼子ではある)

 まぁ、世の中はどうも短期的な視点で凝り固まっているようだが、この先の政治はどうなるのだろうか?
 自民党が支持を減らし、今もそうだが、連立与党の地位に下がり、総理も連立した相手、たとえば公明党から選出なんてことになるかもしれない(以前にもあるしね)。
 また、かつての民主党のように、政権交代する図式もありえるのかも知れない。

 その時の問題として「政治」は動くのかどうかだ。

 政治家の顔ぶれを変えただけではどうにもならないことは、先の民主党政権で経験したことだろう。
 そうすると、当面は、自民党のモチベーションをあまり落とさずに、政局を進行していくことが必要になりそうだ。
 ありえそうなシナリオは、(自民党が)全てではないが、官僚を含めた政治権力を手中にしたまま消極的な政治を行うこと、すなわち、スキャンダルなどの事件は起こさない、しかし、政治は停滞させてしまう、というものだ。

 これは、現実的なシナリオでもある。

 自民党の権力は未だ存在する、目先のことでラディカルな対応は却って墓穴を掘ることになるかもしれないな。
  
 そうそう、自民党びいきではないけれども、こんなに感情的な状況で良いのかな、なんて思った。