110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

古本雑感

 古本雑感としたが、少し意味が違うかもしれない。
 それというのも、BookOffについて書こうとしたからだ。
 BookOffは、一般的な古書というよりも比較的新しい本を再販するということが主力で、一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いであった。
 しかし、このところBookOffは元気が無い、特に最初の柱であった書籍が振るわない。
 活字本の棚は年々狭くなり、まさに、本を読まない世代が買い取りの主力になってきた様子で、いわゆる実用本ばかりが並んでいるような景観である。
 少し前までは、当時の箱入り豪華本などが買い手が付かないで百円棚に来たところを手に入れたりしたが、今はほとんどそういうことはなくなった。
 さすがに店舗数は、落ちたりとは言え多いので、もしかすると本をきちんと調べて、値段の付けられるものは、Amazonとかに上げているのかもしれないのだが、本当のところはどうだろうかな?
 そうなわけで、BookOffで、自分にとってのお宝本にめぐり合う機会も少なくなった。
 まぁ、中野とか、江古田のお店には良い本もたまに入っては来ているが、その他の店はどうもねぇ・・・
 昨日は、高円寺の店に久しぶりに行ったが、私には見るところがなかった。
 もしかすると、高円寺の店の方が、時流には合っているのかもしれないけれども・・・ね。

 本を読まなくなったなどということは数十年前から言われていたことなんだけれども、ここにきて、なんというか、その最終的な形を見せてきたのかな?
 最近は、Amazonで本を探すことが増えてきたな。
 昔は、都内の歩ける範囲のBookOff回ると結構見つかったりしたんだけれどね。
 
 本もそうだけど、それに付随して、日本語はどうなるんだろう?
 私には、相当怪しい言葉を発しているようなアンウンサーをTVで見かけるのだが、単なる回顧主義なのだろうかね。