110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

稲田防衛相

 稲田防衛相が辞任しないのが問題になっていて、いつも政治に関しては深入りしないので「さもありなん」と思っていたのだが、とあるTVで現在4期目の稲田氏の歴史みたいなものを報道したものがあった。
 それを見ると、大まかに言うと、一度、首相を辞めた安部さんと、再起して、現在に至る安部さんがあるのだが、その間の、いわゆる苦労した時期に稲田さんが頑張って(議員)再選を続け間接的(?)に安部さんを支えた時期があったようだ。
 まぁ、「国防」というのは我が国では憲法との関係などから微妙な意味合いを持たざるを得ないのだが、国家の運営上重要であることは間違いないことから、もし能力的に不適切ならばお辞めになるがよかろうとは思う。
 しかし、いわゆるスキャンダル(事件)に巻き込まれながらも、なんとかしようとする、安部さんには、政治とか政治家という公人としての汚点は伺われるにしろ、古い考え方ながら、親分子分の関係で理性的に切り捨てるのではなく、義理人情の立場からなんとか持ちこたえようとするところは、少し見直した。
 政治家としてはこのままだと失格の烙印を押されるだろうけれども、人間としては良いところもある。
 いや、本来はその人格が政治に反映されるべきなんだけどね。
 今は、そういう理屈以外のところを排除していこうとする風潮があるけれども、それって、危ないかもしれないね。