110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

仕事が中国から日本に戻ってくる-薄れる低賃金のメリット

 という表題のコラムがあった。
 要約は「日本企業は生産拠点の海外移転を続けているが、中国に関しては賃金高騰の兆しが日本国内への回帰の動きにつながっている。ジェームズ・メーガがブルームバーグ・テレビジョンで解説する。」というものらしい。

 一度見て見たが、今回のタイトルは、Y!の記事のタイトルそのままだが、これがほとんど間違いだった。

 この画像を見る前に思ったのは以下のようなことだった。
 一つは、現在既に顕在化している人手不足について、仕事が戻ってきても、人手が確保できるのだろうか。
 二つ目は、戻ってくる仕事とは何か?、製造業ならば、現在は相当に人材やスキルが落ちているのではないか、という点。
 さらに、製造業系ならば、ブラックと簡単に企業を定義づける若い世代がそれを迎合するのか?
 なんてことだった。

 そして、大体予想通り、中国が高賃金なので撤退するが、更に有利な諸外国を目指すのではないかという結論のようだ。

 本タイトルを意図した人物は、現在の日本の閉塞感を少しでも和らげようとしたのだろうが、やはり現実は厳しそうだ。

 もう一つ、これは言葉の遊びだと指摘されるかもしれないのだが、歴史を戻すことは出来ない、進まなければならない、それが過酷な運命になろうともね・・・?