あの追突事故

　「神奈川県大井町の東名高速で６月５日夜、ワゴン車が大型トラックに追突され、夫婦が死亡し娘２人がけがをした事故で、一家のワゴン車の進路をふさいで停車させ、事故を引き起こしたとして逮捕された男」の事件だけれども、どうも刑法上はあまり重い刑にはなりそうにはないと思う。
　それで、民事なのだが、まずは、この家族が被害者だとして、娘が損害賠償を請求するのは、トラックもしくは、この男（石橋和歩）だろう。
　でも、現実的なのは、直接加害者として、このトラックの運転手もしくは会社に損害賠償請求をする、過失相殺はあるが、保険から支払いがされる可能性が高いと思う。
　そして、だまっていられないのは、トラックの運転手または会社側で、石橋和歩さんが道をふさいで事故を誘発したということで、（彼に）損害賠償を請求する。
　ところが、石橋和歩さんが自動車保険に加入していたとして、自分の車が人身事故を引き起こしたのではないので、保険会社はそれに対する支払いは拒否する可能性がありそうだ（もしくは、本人の過失度が極端に大きく保険金は支払っても微々たる金額になるとか）。
　うーん、どうなるのだろうね？

　Y!のコメントを見ると、石橋和歩氏を極刑にしろという発言が結構多いが、現実的には、最低限、残された娘さんが成人するまでの生活費の保証（学費なども含む）、そして、可能ならば、慰謝料を上乗せするして請求、支払いさせるというところであろうか。

　石橋和歩氏は、まだ若いので悪あがきをすることだろう。
　しかし、民事できちんと対応できるように周りを固めることが必要ではないだろうか？