110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

「日本外交、かなり危機」河野外相

 金だけで各国の信用を得ることは難しい、それは20世紀後半の上げ潮だった時の日本の経験だ。
 しかし、外交に金が必要な場合もある、それは、今の日本で容認できない可能性のある使い方も含まれるだろう。
 また、たとえ河野外相が言ったことを、本日すぐに実行しても、その効果は10年、20年先に現れるかもしれない事だ。
 外交とは、そういう見方ができるかどうかだと思うのだが、これは普通の人には耐えられないような忍耐のいる仕事だ。
 韓国が、アメリカと中国の間でくるくる旋回しているように見えるのも、21世紀中盤から後半の、力関係を模索しているからではないのかな。
 そして、現在のところの日本はアメリカと心中するという立場に見える。

「日本外交、かなり危機」河野外相、中国の攻勢を念頭に
1/8(月) 18:32配信 朝日新聞デジタル
「日本外交、かなり危機」河野外相、中国の攻勢を念頭に
後援会関係者らが集まる地元会合であいさつする河野太郎外相=8日、神奈川県茅ケ崎市、田嶋慶彦撮影
 「今、日本の外交はかなり危機に直面していると言わざるを得ない」――。河野太郎外相は8日、地元・神奈川県茅ケ崎市での会合でこう強調した。中国の途上国への外交攻勢を引き合いに出しつつ、外相の積極的な海外出張などに理解を求めた。
 河野氏は「中近東やアフリカでは、中国が建てたビル、国会議事堂、中国がつくった橋、道路。どこへ行っても建設現場には中国語の看板がかかっている」と指摘。政府の途上国援助(ODA)基準を定める経済協力開発機構OECD)に中国が加盟していないことから「中国は国際ルールにしばられない」として、「中国が使うお金は、世界中のほとんどで日本のODAと民間投資を足した金額の何倍もだ」と述べた。
 そのうえで、「今までと同じことをやっていたのでは、日本の国益を守れない。外交の中身で勝負しなければいけない時代になってきた」と訴えた。
朝日新聞社