110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

名護市長選挙は・・・

 私は沖縄の問題は余り触れたくない方で、もう数十年前のあの戦争、またそれ以前の待遇など、歴史的にはいろいろの火種を持っている事は事実だし、これは、例えば、中国、韓国、北朝鮮といった東アジア諸国に対しても、潜伏している事柄なのだけれども、そういう事を、やはり見ないようにしないと、まぁ、心は安らがないし、場合によっては、否定していかないと、仕事にならないような立場の人もいるだろうね。

 などという、怪しげな考え方をする私が、この名護市長選挙について感じたことは「世代交代」だ。
 いまの世の中の世論を形成している人たちの「中心年齢」といっても一概に決められないけれども、今のニュースを見ていると、私の感じ方とは随分乖離してきた、いわゆる私が老いたと言うわけだね。
 そう、そういう見方から、今回の名護市長選挙を考えると、今までは沖縄の歴史的な問題として「言わなくてもわかる」層が圧倒的だった状況だったのだが、その均衡が破れたというわけだ(あのことについては言われないとわからないし、それを実体験していないから判断できない、とりあえずは今のことだ・・・なんてね)。
 だから、ね、沖縄の問題は解決されないまま推移していくと言うこと。
 またしても、日本という国は、時間切れで逃げてしまう方向に進むわけだね。

 おもしろかったのは、安倍さん、と小沢さんの対比だね。
 やはり、ある程度の年齢の人は、タブーでありながらも沖縄の問題を公(おおやけ)にはは無視できないはず。
 その境界線の年齢(年代)にいるのが、安倍さんのあたりというわけだろうかね?
 安倍さんは僕よりも年上だから、私からすれば、随分考え方が若いということにもなりそうだね。
 いや、単なるポピュリズムかな。

 つい最近、岡本太郎の「沖縄文化論」なんて(随分古い)本を読んだので思わずコメントしてしまったようだ。