110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

危機感のない国かもしれないね

 このところ北朝鮮にからむ状況変化が目に付くのだが、(興味深いことに)日本は蚊帳の外に居るような感じがするのだよね。

 まぁ、こんな時にも、森友学園の方にいってしまっている政治だからしょうがないよね。

 昨年の選挙は、この森友学園など一連の状況に対しての国民の是非を問うこと、そして、北朝鮮の危機的な状況に対する(国民の)意識付けみたいなところも、選挙の大きな争点だったように思うんだよね。
 
 でも、現在、森友学園の話が再び起こり、北朝鮮との交渉は日本を迂回して進められているように見える。
 「あの選挙はなんだったんだろうね」なんて意見が出てこないのは、本当にひどい状況だと思えるね。

 北朝鮮問題について、20年ほど前と同じことなんじゃないかという意見もあるけれども、今回、ついに中国が乗り出してきたね。
 そして、中国の位置付けは前回とは全然違うよね。
 これは、素人の意見だけれども、中国がいわゆる東アジアの柱として君臨できれば、かつての中国を中心に朝鮮半島が陸属する関係を築こうとする力が働く可能性はありそうだね。
 いまは現実味を帯びていないかもしれけれども、南北朝鮮の統一もこの期に起こるかもしれないね。
 以前は、中国も北朝鮮を(完全に)配下において支援はできなかったろうが、今は、出来る可能性がある。
 また、アフリカ諸国を(経済的に)押さえるよりも、歩み寄りの方向性によっては北朝鮮の方に加担したほうがやりやすいかもしれないよね(韓国も巻き込めるかもしれないしね・・・そんな動きの片鱗もあるしね)。

 日本は未だ経済力はあるので、直ぐにどうこうということはないかもしれないけれども、本来の地勢的な意味での「極東化」がすすむかもしれないね。
 20年ほど掛かるかもしれないけれども、今一度、外交できる人材を養成していくときかもいしれないね。
 それは官僚の中に見出すべきだろうことなのに、今の、動き(財務省の事件とか)は全く正反対というのも・・・・ね?