110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

テレ朝、セクハラ

 今回のテレ朝のセクハラについていろいろ考えてきたけれども、以下の記事は結構良いと思う。
 「特ダネのためにすり減った私。記者たちの #MeToo
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180421-00010003-bfj-soci

 冒頭に、
 「テレビ朝日が、女性社員がセクハラを受けていたと公表した会見。情報がほしい、もっと近づきたいという思惑が負い目となり、取材活動を通して記者が受けてきたセクハラは表面化してきませんでした。でも、変えなければ。6人の記者が、実態を話してくれました。」


 結論は、
「取材は、取材相手と記者との共同作業だ。そこに必要なのは、目先だけの単純な規制ではない。互いの立場を尊重した、対等な関係性だろう。」

 ここで、納得してはいけない。

 それならば、頼まれもしないのに、その人の自宅に押し掛ける様な取材の自粛を申し込まれたら、受諾しなければならないだろうね、美しく結んだ言葉「互いの立場を尊重した、対等な関係性だろう。」によれば。
 アポもなしにしつこく取材するのも倫理に反している。
 もしかすると、そちらのほうが、セクハラならぬ、パワハラではないのか…という、(潜在した)疑問にも、同時に答えねばなるまい。
 とても、良い機会ではあるから、単にセクハラだけでなく「報道ということ」に関して検討してほしいね。
 (たぶん、無理だろうけれども)