110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

時代の流れ

カシオ、コンパクトデジタルカメラから撤退。市場縮小のため
5/9(水) 15:58配信 Impress Watch
 カシオ計算機は9日、コンパクトデジタルカメラ市場からの撤退を発表した。市場の大幅縮小のためで、今後はデジタルカメラの独自技術やノウハウを活用し、新しい事業領域創造を目指すとしている。
 2017年度通期決算にて、コンパクトデジタルカメラからの撤退を表明。デジタルカメラ事業の'17年度の売上高は前年比34%減の123億円で、49億円の赤字だった。
 カシオは、1995年に世界初の液晶モニター付き民生用デジタルカメラQV-10」を発売するなど、「デジタルカメラ」黎明期から存在感を示していた。'17年9月にはタフカメラ「G’z EYE」などの新製品を発表していた。

 以前、こんな記事を書いた「つい先だって、コダック社がコダクロームというカラーフィルムの製造中止を発表し…」
 https://blogs.yahoo.co.jp/walker_atlas/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%B3%A5%C0%A5%C3%A5%AF&sk=1
 それは、2010年のことだった。
 そこには書かなかったけれども、ポールサイモンの「Kodachrome」という曲が急激に古いものに見えたりしたわけだ。
 今回の事象は、別にデジカメがなくなるわけではないので、一時代の消失ということではない。
 しかし、その製品の牽引役であったメーカーがその市場から退くということでは感慨深いものがある。
 比較の仕方は最悪だが、コダックの事件から8年程しか経っていない、新陳代謝のスピード感は驚くほどだ。

 そうそう、ポールサイモンのアルバム、邦題「時の流れに(Still Crazy After All These Years)」を思い出した。
 音楽には色あせないものもある。