110円の知性

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“叩きのめす”風習に苦言…吉田、川島を擁護「日本人で唯一欧州のGK」
6/30(土) 7:22配信 SOCCER KING
ロシアワールドカップ・グループリーグH組第3節のポーランド戦後の30日、日本代表のDF吉田麻也がチームをとりまく状況や同代表のGK川島永嗣について言及した。
28日、日本代表は、ポーランドを相手に0-1と敗戦を喫したものの、紙一重の差で決勝トーナメント進出を決めた。
 ここまでグループステージ3試合全てで失点を喫しているが、それでも次のステージへと駒を進めた背景にはDFの吉田やGKの川島の大きな貢献がある。一方で、セネガル戦での川島のミスについてはSNSなどで厳しい声が上がっていた。
これについて吉田は30日、自身のTwitterを更新。“叩きのめす”日本の風習に苦言を呈しつつ、川島を擁護した。
「ミスした者をこれでもかと叩きのめす悪しき風潮が蔓延しているこの国で、子どもらに本当に見てほしいのはチームスポーツで仲間が苦しんでいる時いかに助け合えるか、そして1人の選手が批判や重圧から逃げずに立ち向かう姿勢。そこに何故、日本人で唯一欧州でGKとしてプレー出来ているかが隠されている」
日本代表は7月2日に決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦する。
SOCCER KING
 この発言に賛同のコメントも挙げられている。
 要は、あきらかに「悪い」こと(事件)に対して意見が異常に偏る傾向にあること。
 本来は、たくさん人がいるから、それだけ意見の多様性があってよいはずなのに、何故か同調して一歩的にバッシングする形になりがちだということ。
 この意見を拡張すると、北朝鮮問題なんかも見方が変わると思うよ。9
 「いや、北朝鮮問題だけは別だ」という人は、もしかすると、すでに多様性という認識が薄れているのかもしれないね。
 養老孟司が死刑は反対だとある本に書いていた、なぜなら、人は変わるものだからという。
 そして、一見矛盾しているようだが、自分は人間嫌いだから、解剖学をやっている、などという事を読むと、養老氏の(その)人間嫌いゆえの客観性が際立つように思うのだ(いちおう補足すると、人間嫌いなんだから、どんどん死刑でいいじゃんという見方もできるよねってこと)。
 そう、悲しいけれども、人間には時間が与えられている。
 それは、善い人を、悪く変えることもあるし、悪い人を、善い人に変えることもある。
 だから、その時々の事件だけでは単純な判断をしないことだ、もし、世論が一方に偏るようならば、その反対意見にも注目するべきだよね。