110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

デジタルアウターミラー

 自動車の技術進歩は凄いと思う、デジタルアウターミラーの発想は今の状況からは誰でも考えられるとは思う。
 しかし、プロモーションビデオを見ても解消しなかった疑問がある。
 それは、例えば液晶版に映らないなど故障したときは、運転が可能なのかどうかだ?
 まぁ、実際の光学式でも事故などで破損するから、それに準じるのだろうけれども、かえって便利なだけに運転に支障を来さないか不安なところだね。
 (ちなみに、折角なので、停止時にこのミラーの故障を検知するとエンジンが掛からないなんていうのは、本質的に良いよね)
 
 衝突防止や自動運転など人間の判断を不要にする技術が進んでいるのだが、逆に、人間の判断能力を低下させることにならないのかが心配なところだ。
 いつぞや、特に高齢者の急発進の事故について、高齢者はAT車でなくMT車に限定すれば良いと書いたことがある。
 それでは、自動車メーカーの利益のもとにならないから、当然受け入れられなかったが…
 でも、そうすれば、確実に自分の運転能力の低下がわかるので、免許の返還も増えるだろうしね。

 …という考えを、古いものと冷笑する人が増えたら、まぁ、(人間は)外見は同じでもやはり進化(退化)した証拠ではあろう。
 脳みそが五感に対応する制御器官だとすれば、それに対する過度のアシストは、脳みその劣化にならないのかななんてね。