憲法改正のオモテとウラ(舛添要一著)
本書は講談社現代新書版。
2005年の第一次草案立案の主力の一人でであった著者がその時の苦労を描いたもの、帯に「憲法改正とは政治そのものである」と書いたあるが、そのことが理解できたような気がする。
そして、最期に応用編としてなのか補足なのか、2012年に立案された第二次草案、そして第一次草案、おまけに現行憲法を対比させた一覧が付いてくる。
これが圧巻で、どう読んでも、第二次草案は「きな臭い」、特に最後の「緊急事態」や、その後にちらと書き換えている4「憲法尊重義務」などが、何か凄い違和感を覚えさせる。
著者が指摘しているように、第13条の「個人と人」の対比や第24条で突然「家族」という言葉が出てくるなど、疑惑満載の第二次草案である。
そして、この第二次草案が現在の安倍内閣時代の作成なのだ。
たぶん「時間を掛けて丁寧に説明」してくれるだろう、でも、これ読んでいたら直観的に「寒気」がした。
とりあえず、私は、第二次草案の延長で「憲法改正」するつもりならば反対票を入れよう。
2005年の第一次草案立案の主力の一人でであった著者がその時の苦労を描いたもの、帯に「憲法改正とは政治そのものである」と書いたあるが、そのことが理解できたような気がする。
そして、最期に応用編としてなのか補足なのか、2012年に立案された第二次草案、そして第一次草案、おまけに現行憲法を対比させた一覧が付いてくる。
これが圧巻で、どう読んでも、第二次草案は「きな臭い」、特に最後の「緊急事態」や、その後にちらと書き換えている4「憲法尊重義務」などが、何か凄い違和感を覚えさせる。
著者が指摘しているように、第13条の「個人と人」の対比や第24条で突然「家族」という言葉が出てくるなど、疑惑満載の第二次草案である。
そして、この第二次草案が現在の安倍内閣時代の作成なのだ。
たぶん「時間を掛けて丁寧に説明」してくれるだろう、でも、これ読んでいたら直観的に「寒気」がした。
とりあえず、私は、第二次草案の延長で「憲法改正」するつもりならば反対票を入れよう。