誇り(木村元彦著)
本書は集英社文庫版で読む。
ドラガン・ストイコビッチに関する本だ。
彼が名古屋グランパスエイトで活躍したことは知っていたが、その当時、今ほどサッカーに興味はなかった。
そして、ユーゴスラビアという国の不幸も無視していた。
それが、先のW杯の(皮肉にも)クロアチアの活躍を見て、旧ユーゴスラビアについて、サッカーを先導役としていろいろ読んでみる様になった。
現在でも、この前に読んだ「政府は嘘をつく(堤未果著)」でも、リビア、シリアなどについての国際世論での誤解が指摘されている。
そして、その(21世紀的)先駆けが、ユーゴスラビアのNATO空爆ではなかったのかと思うのだ。
そして、そこにストイコビッチなど優れた選手がいたおかげで、私たちはその一部を垣間見ることができるのだ。
日本という国は、ひたすらアメリカに追従している、それは、国際世論を敵としない賢明なやり方だとも言える。
しかし、アメリカという国が仕掛けた戦争で、その後、その道義性が疑われるものが数多く見受けられるようだ。
それは、善きも悪しきも情報の伝達が(ある程度)自由になり、メディアの報道の歪曲について、現地からの本当の情報も探そうと思えば入手できる可能性ができたからなのだろう。
しかし、それとともに21世紀に入ってからは、「内戦」と思われることに、国外干渉から戦闘(戦争)状態になる事件が多発することも異常と言えば異常事態ええあるとも言えよう。
すなわち、国というくくりがある意味「崩壊」してしまったのだろう。
20世紀末に、冷戦が終結したということだが、ここで生き残った「資本主義」の「資本」というやつが、その本性を現してきている様だ。
これは、日本でもすでにそうだが、外資という形で、国内に資本が侵入してきている。
それが、古くからの国の統治(秩序)と対立するときに、つきつまるところどうなるのか?
…という、実験がすでに日本でも始まっている(TPPとかね)。
そうそう、本書は良い本だよ。
ストイコビッチは逆境を経験しているだけあって凄い精神力の持ち主だと思う。
僕の方が年上だなんてちょっと恥ずかしいね。
ドラガン・ストイコビッチに関する本だ。
彼が名古屋グランパスエイトで活躍したことは知っていたが、その当時、今ほどサッカーに興味はなかった。
そして、ユーゴスラビアという国の不幸も無視していた。
それが、先のW杯の(皮肉にも)クロアチアの活躍を見て、旧ユーゴスラビアについて、サッカーを先導役としていろいろ読んでみる様になった。
現在でも、この前に読んだ「政府は嘘をつく(堤未果著)」でも、リビア、シリアなどについての国際世論での誤解が指摘されている。
そして、その(21世紀的)先駆けが、ユーゴスラビアのNATO空爆ではなかったのかと思うのだ。
そして、そこにストイコビッチなど優れた選手がいたおかげで、私たちはその一部を垣間見ることができるのだ。
日本という国は、ひたすらアメリカに追従している、それは、国際世論を敵としない賢明なやり方だとも言える。
しかし、アメリカという国が仕掛けた戦争で、その後、その道義性が疑われるものが数多く見受けられるようだ。
それは、善きも悪しきも情報の伝達が(ある程度)自由になり、メディアの報道の歪曲について、現地からの本当の情報も探そうと思えば入手できる可能性ができたからなのだろう。
しかし、それとともに21世紀に入ってからは、「内戦」と思われることに、国外干渉から戦闘(戦争)状態になる事件が多発することも異常と言えば異常事態ええあるとも言えよう。
すなわち、国というくくりがある意味「崩壊」してしまったのだろう。
20世紀末に、冷戦が終結したということだが、ここで生き残った「資本主義」の「資本」というやつが、その本性を現してきている様だ。
これは、日本でもすでにそうだが、外資という形で、国内に資本が侵入してきている。
それが、古くからの国の統治(秩序)と対立するときに、つきつまるところどうなるのか?
…という、実験がすでに日本でも始まっている(TPPとかね)。
そうそう、本書は良い本だよ。
ストイコビッチは逆境を経験しているだけあって凄い精神力の持ち主だと思う。
僕の方が年上だなんてちょっと恥ずかしいね。