東条英機処刑の日(猪瀬直樹著)
本書は文春文庫版、「ジミーの誕生日(文藝春秋/単行本)」を文庫本化に伴い改題したもの。
昭和は今から考えるといろいろな事が起こり過ぎた特殊な時代だっのかもしれない。
それも、今や、元号も平成に変わり、来年には、それも、変わってしまう。
本書は、現天皇に関する作品だ、これを読むと、現在の天皇には、かつての戦争に対するある使命が与えられているのではないかと思ってしまう。
今回の退位は、年齢的なものとして、さほど気にかけていなかったのだが、本書の内容を敷衍すると、天皇陛下自身がその使命に対しての決着をつけたとも考えられる。
それは、十分にその役割を果たしたからもうよいのではないかという解決型のものと、時代が変わり民意が変わったので、やり続けたことが無意味となったという、目的喪失型のものと、2つの相対することを考えて見た。
確かに、日本という国は随分変わったと思う。
それは、自分がもう主力ではないよということに過ぎないのだろうけれども、何か得体のしれない不安を感じる。
昭和は今から考えるといろいろな事が起こり過ぎた特殊な時代だっのかもしれない。
それも、今や、元号も平成に変わり、来年には、それも、変わってしまう。
本書は、現天皇に関する作品だ、これを読むと、現在の天皇には、かつての戦争に対するある使命が与えられているのではないかと思ってしまう。
今回の退位は、年齢的なものとして、さほど気にかけていなかったのだが、本書の内容を敷衍すると、天皇陛下自身がその使命に対しての決着をつけたとも考えられる。
それは、十分にその役割を果たしたからもうよいのではないかという解決型のものと、時代が変わり民意が変わったので、やり続けたことが無意味となったという、目的喪失型のものと、2つの相対することを考えて見た。
確かに、日本という国は随分変わったと思う。
それは、自分がもう主力ではないよということに過ぎないのだろうけれども、何か得体のしれない不安を感じる。