110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

徴用工問題

 徴用工問題。
 財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定
 今、日本でひたすら叫んでいるのが、「第二条:両国は請求権問題の完全かつ最終的な解決を認める」のようで、条文を読んでいると完璧な様に見えるのだが…!
 「第三条:両国はこの協定の解釈及び実施に関する紛争は外交で解決し、解決しない場合は仲裁委員会の決定に服する」というのがある。
 条項の解釈は、法律に関しては素人の私には面倒くさいだけなのだが、紛争も想定されている協定であることがわかるのだ。
 外交での解決が難しい場合は第三者(国)に調停に入ってもらうということのようだ。
 韓国政府が比較的冷静なのが不気味だと思ったのだが、何か水面下で手を打っている可能性があるのかもしれない。
 なにしろ、あの米朝会談をアレンジした手腕は侮れないと思うのだ。
 TVをあまり見ないのだが、この第三条の不敵な佇まいに触れた報道にお目に掛かれないので、ちょっと気になる。
 (1965年締結という歴史的事象も気になるところ)

 だから、日本の政府首脳、首相や官房長官外務大臣が下手にわめきたてるだけではなく、誰か政府重鎮が水面下に潜る必要もあるのではなかろうか?

 最近の日本は短絡的・近視眼的・短期的な事で事件を左右しようという傾向が伺えるので却って怖いのだ。