110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

政府・与党は、野党の要求に応じ…とは?

勤労統計不正調査やり直しへ 野党指摘受け「第3者」加えることに
1/25(金) 11:46配信 Fuji News Network
勤労統計の不正問題をめぐり、厚生労働省の監察委員会による調査の一部が、第3者を入れず、厚労省の身内だけによる調査だったことを受け、政府・与党は、野党の要求に応じ、第3者を交えて調査をやり直す方針を示した。
与党内からも「厚労省は、解散的出直しが必要だ」との声が上がる中、厚労省は調査のやり直しという異例の事態に追い込まれた。
立憲民主党は25日、自民党に対し、勤労統計の不正に関する厚労省の監察委員会の調査の一部が、第3者を交えない厚労省の身内による調査だったことを受けて、調査のやり直しを求め、自民党側は第3者を入れて調査をやり直させる方針を伝えた。
一方、24日、政府の56の基幹統計のうち、22の統計に問題が発覚したことについては、閣僚から再発防止に努める発言が出る一方、野党側は徹底追及する構え。
官房長官
「信頼回復に向けて、今後、総務省において統計委員会に新たな専門部門を設置し、基幹統計に加えて一般統計についても再発防止、統計の精度の向上を目指し、検証を行っていくとしたところであります」
立憲民主党・辻元国対委員長
「社会の土台が、もう壊されているような危機感を持ちます。わたし、日本の信頼は地に落ちてると思います」
一連の統計の問題は、来週始まる通常国会の最大の焦点となるとみられる。
 多分、これはフジテレビのミスだろうけれども、この書き方だと、野党の要求がもしなければ、与党側はこのまま押し切るつもりだったという解釈ができるのだ。
 また、いつも菅官房長官の発言が気になるのだが「再発防止にむけ」も良いが「適切な処分」が、今回は妥当ではないのか、あの年金問題をまるっきりなかったかのような発言は、彼が、若手議員ならいくらか譲っても良いが、その年齢での発言なら許せるものではない(数か月の給与の減給で、数百億の追加費用を捻出できるんなら、そりゃ、みんな減給でもなんでも受けますよね)。
 
 「日本って国は、はちゃめちゃで面白いね」なんて言いたいねぇ、他人事みたいにね!

 しかし、少し気になるのが、先の(消えた)年金問題と、その後の与野党逆転の図式。
 あの時は、あの巨大地震などもあり、1期にて、もとの状態に戻り、その後の長期政権と相成った次第。
 もしかすると、今、日本は危機的な不安要因があり、このまま政権を続けるのが不利との判断から、敢えて、短期間、野党に政権を渡して、「やっぱり何もできないよね」なんていう、シナリオを描いているのかもしれない。
 丁度、今度の東京オリンピックのあとあたりが、あぶなそうだよね?
 その引き金にまた厚労省が利用されるということなんてなったら、あまりにわざとらしくて、笑えないね。
 (政治のロンダリング

 ちなみに、上の記事、よく読むと、私、辻本さん嫌いだけれども、意見は一致した。
 私なら「日本の信頼は地に落ちてると思います」は「日本は地に堕ちていると思います」かな?