110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2008-10-07から1日間の記事一覧

野火(大岡昇平著)

本書は新潮文庫版で読む。 武田泰淳氏の「ひかりごけ」をamazonで検索すると、何故か大岡氏の「野火」がペアで出てくる。 何故かと思うと、双方とも、カニバリズムについての記述があるからである。 しかしながら、双方の(小説の)場面設定は微妙に異なる。…

哲学に何ができるか(五木寛之・廣松渉著)

本書は『哲学に何ができるか(現代哲学講義)』として、朝日出版社から1978年に刊行されたもの、私は、1996年の中公文庫版で読んだ。 まずは、このような組み合わせの対談が実現していた事に驚いた。 そして、内容については、さすがに古さを感じさせるもの…