110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

旧村山快哉堂

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 12月30日に埼玉県志木市を歩いていたら見つけました。
 「伝統的建造物旧村山快哉(かいさい)堂
 旧村山快哉堂は、明治十年(1877)に建設された、木造二階建て土蔵造りの店蔵(みせぐら)で、本町通り(本町三丁目)に面して屋敷を構え。「中風根切薬(ちゅうふうねぎりやく)」「分利膏(ぶんりこう)」「正斎湯(しょうさいとう)」などの各種家傅薬を製造、販売する薬店でした。
 村山家は、創業以来、平成五年(1993)まで七代にわたって薬屋業を営んでいました。
 平成六年に村山家が建物を取り壊すことになったため、市教育委員会ええは、所有者(当主村山源博(みなひろ)氏)から寄贈を受け、平成七年(1995)に解体後、四年の保存期間を経て、いろは親水公園中州ゾーンに約二年間の歳月をかけ、移築復元したものです。
 この店蔵の建築年代は、欅(けやき)の通し柱に墨書きされていた「明治十年丑十一月十二日建之」という文字の発見により確認されました。
 当初は、白漆喰(しろじっくい)の壁でしたが、明治後期ごろ黒漆喰(くろじっくい)仕上げに改修されています。建造物としては、店蔵が座売(ざう)り形式の商形態を残している点や一階部分の中央に吹き抜けがあること、また、鉢巻の二段構成やムシコ窓及び開口部の枠回りなど、川越の店蔵とは異なる特有の意匠構成がみられることからも貴重な文化財と言えます。」

 虫籠窓(むしこまど)
 虫籠のように格子の目を細かくした窓で、町屋の二階壁面についています。
 防火や採光そして通風口としての役割を果たしています。