110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

歩道を歩く

 普通に歩いていると「気づかない」ですが、少し距離を伸ばして歩くと「気づくこと」があります。
 例えば、先日(2月3日)のように75km程度歩くと、約10万歩くらいになるのですが、(筋力のある人は別でしょうが)私はできるだけ負担の掛からない歩き方をしています。
 (そうしないと、途中で挫折しますので)

 そこで、最近気になっているのが「歩道」です。
 国道を歩くと、大抵かなり広い歩道が設置されていて、これはこれで、安全の上で好ましいのですが、実際に歩いてみると・・・「おや?」と思うことがあります。
 それは、その歩道に「傾斜」がついていることです。
 思うに、排水溝が道路の端に切ってあることが多いので、車道も含めて、雨水が排水溝へ流れ込むように設計されているからではないでしょうか。
 しかし、歩いている方としては、ただごとではありません。
 この場合、たえず、体の右側、もしくは左側に重心が掛かることになります。
 もし、この傾斜がなければ、足を下ろすと「休める」のです。
 でも、傾斜があるので、体のバランスを取るために、力が必要になります。
 しかも、足首には、常に力が掛かるようになります。
 これは、あまり良いことではありません。
 
 まず、そういう時に、どうしているかですが、私は、その部分が荒れていなければ(小石が多いとか草が張り出しているなど)「排水溝のふた」の上を歩きます。
 やってみるとわかるのですが、歩道に傾斜がついていても、このふたの上はなぜか平らな場合が多いのです。(少なくとも、前後の傾斜はあるかもしれませんが、左右の傾斜は少ないのです)
 これは小さなコンクリートに分かれている事が原因かもしれませんし、排水溝の部分に傾斜をつけるのは設計上不利だからかもしれません、詳しいことはわかりませんが。
 もし、排水溝のふたもだめで、状況が悪ければ、次善の策として「車道を歩く」こと(さえ)も考えます。

 こんな、観点でみると、都内の歩道も、歩く人にとっては「負荷」の掛かる状況です。
 工事が行われて、とりあえず埋めましたみたいな感じで凸凹していたりする。
 歩道の設置の方法を考えると、歩行中の怪我が減るかもしれません。

 自分はまだ老齢ではありませんが、それでも歩くと負荷がきついところがあります。
 (山手通りなどそうですね。・・・現在工事中という理由もありますが)
 「歩道」が整備されると、個人的にはうれしいです。