哲学入門(ヤスパース著)
カミユの著作の中で、ヤスパースについて「とらえどころの無い」という様な事を書いていた記憶がある。
本作を読んでいて、その様な感覚を覚えた。
例えば「神」もしくは「超越者」について肯定的であったりすると「実存哲学の」という彼のイメージからして、そう思ってしまう。
ただ、読み進めると、「哲学」をするという事と、例えば「宗教」という事に関しては、或る一線を引いていると思う。
そして、現在において、純粋に「哲学」という事が難しいくなっているのならば、この姿勢は理解できる物だと思う。
確かにつかみ所の無い本だが、そのつかみ所の無いところが「哲学」だと教えてくれているようだ。
そして、「哲学」についての、全ての判断は「自分でする」事を判りやすく教えてくれる本だ。
本作を読んでいて、その様な感覚を覚えた。
例えば「神」もしくは「超越者」について肯定的であったりすると「実存哲学の」という彼のイメージからして、そう思ってしまう。
ただ、読み進めると、「哲学」をするという事と、例えば「宗教」という事に関しては、或る一線を引いていると思う。
そして、現在において、純粋に「哲学」という事が難しいくなっているのならば、この姿勢は理解できる物だと思う。
確かにつかみ所の無い本だが、そのつかみ所の無いところが「哲学」だと教えてくれているようだ。
そして、「哲学」についての、全ての判断は「自分でする」事を判りやすく教えてくれる本だ。