違和感を覚えた言葉(フレーズ)
本日の菅氏の言葉の中で「おや」と思った言葉がある。
「日本政府として全ての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くすことを求める」
「全ての関係者」には、政治家や官僚以外の一般人も含まれると考えて良いはずだ。
とすれば、その一般の人たちにはも緊張緩和のための外交努力を尽くすこと(いわゆる外交行為)」ができるという意味に捉えても良さそうだ。
ただし、この発言の中で、そのための「権限」を与えたかについては曖昧なところが残るのだが・・・
例えば、自社の社員が中東で拘束されたので身代金を払って解放してもらった、しかし、他社の社員が狙われて新たに拘束されたとしようか。
これは広義に解釈すれば「緊張緩和のための外交努力」であるとも言える、少なくとも、(身代金の支払いで)日本人の死者を出さなかったとすれば、立派な外交緩和行為だと思うのだが・・・どうだろう?
現在、日本語自体の尊厳が崩れている。
政治家の答弁の中でも、恣意的に曖昧な物言いを相当の地位の人が平気でしている。
それが、ここに出てしまったのだろうか?
それとも、正月呆けか?
いや、一般の国民にも政治的な権限を与えるという、(とんでもない)新解釈か?
興味は尽きない。
が、多分、言い間違いなのだろうね。