110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

遺憾とは

wikiにはこういう解説があった。
 
遺憾(いかん)とは、一般には、「思い通りに事が運ばなくて残念だ」という意味で、期待したようにならずに、心残りに思うこと。残念に思うこと。英語では、regret、shame、indifferentなどの表現で表される。「遺憾の意を示す」ということは「残念である」という意味であり、謝罪を意味する言葉ではない。
 外交における「〜は遺憾である」という声明は「〜は為されるべきではなかった」という見解の表明として使われている。相手の行為に対する言及であれば非難となり、第三者の行為に対する言及であれば旗幟の表明となる。ただし、いずれの場合も劇的な対処を行わず事態を収拾しようとする意向を暗示するものであることが多い。
 本来の意味とは違い、英語の表現では、express regret、あるいはexpress concernなどが用いられるため、外交表現においては、その言葉の中に直接語られていないものの、暗黙の内に示唆されている部分に真意が隠されていることが多く、これを読み誤ると外交関係の中での対話の意味を取り違えることになる。
 特に政治関係において都合よく多用される表現であるが、本来の意味で解釈すれば、かえって相手に不快感を与えるものであるため、注意が必要である。
 もともとこの用語は日本政治の慣用語であり国際外交の場では意味不明なものでしかなかったが、昭和40年代に日本が表明として使ったことがあり、この言葉の微妙さが話題になった。現在では他の国の表明においても、遺憾の意を表したなどと伝えられることも多い。

 何、本日の日曜討論自民党の愛知何某という議員が公職選挙法改正案について「本来全会一致で決定したかった件で遺憾だ」という様な趣旨の発言をしたので調べてみた。
 TVではこの法案に対しては、見事に野党側が一致していたのが印象に残った。
 それだけ、与党側は、野党を見下しているように思う。
 
 今後、自民党公明党の独裁が強化されるのか、野党の台頭による均衡を望むのか、私の年代よりも、現在の若い世代の選択が重要な局面に入ってきている様に思う。
 
 ちなみに、本放送ではIR法案も議論されたが、私の懸案は、カジノを導入すれば、犯罪抑止(警察力)の増強が必要になるのではないかということだ。
 治安が悪くなれば、国が荒廃するということ。

 また、法案が成立してその評価が定まるには長い期間が必要だということも懸念されるところだね。
 「ゆとり教育」なんていうのが長いこと続いて現在は廃止されたけど、それが、本当の意味でどういう影響を及ぼすのかは、わからないよね。
 これは法案ではないけれども、ニートの世代なんて言うのも漠然とした不安要素だよね。
 自分探しとか、自分の思うままに生きれば良いなんて考え方が、(ニートの)基本的思想だと思うのだけれども、どうかな実際は?