この正月は…
GYAOでアニメを見ることが多かった。
一つ目は、「魔法少女まどかマギカ」で、(あの)可愛らしい絵柄を知っていたので、なめてかかって見たら、結構深い話であったので衝撃を受けた。
解釈と言うのは、個人的なものなので、このアニメに深みを感じたというのは私の解釈でしかない。
怖いとか、よくわからない、面白くないというような人もいることだろう。
でも、この作品の世界、話の提示は、まともに哲学みたいなものに接しなくなってきた、現在では貴重な位置づけにあるように思う。
GYAOでは、このシリーズの続編が放映される予定なのでそのPRの意味合いだろうが、旧作が良い作品であったことは間違いないだろう。
次は、「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらったいいですか?」で、アニメ自体は良くわからないという印象を受けた。
沢山の伏線を用意しながらも、最終回では、ほぼ「なぞ解き」をしないままに終了するのだ。
気になったので、調べると、原作の小説がある。
しかも、このアニメのシリーズでは原作の途中で終わっているのだ。
さらに、この原作者がアニメの脚本も書いている。
だから、原作者は12回のアニメの枠で入りきらないことを承知でこの作品を作ったというのが妥当な解釈だろう。
2作、3作とシリーズが続けば、本作の「なぞ解き」もできて、より深みのある作品になる可能性はあるだろう…が、今回のシリーズが余り面白くない。
wikiで調べて原作の世界を多少補完すると、このシリーズの意図はなんとなくわかるのだけれどもね。
(幸せはそれが壊れたときにはじめてわかる)
残念なことだと思った。
そうそう、第一回目で「スカボローフェア」を、作中の楽曲で使うのだけれども、確かに新しく録音するのも良いけれども、サイモンとガーファンクルのバージョンを流してくれると嬉しかったな。
さて、古本屋に安く並んだら原作の方を読んでみることにしよう。