110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

響け!ユーフォニアム

 というアニメーションがGYAOで無料で公開されているので喜んで見た。

 いいよねぇ、感動して泣いたんだけれども、もうあぁいう時には戻れないんだと思うと寂しいね。
 音楽にほとんど無欲で熱中するわけだからね、うらやましいよね。

 皮肉な見方をすれば、ここでの練習は、強度で言えばブラック企業なみなんだけれども、その向かう方向性で価値が変わるものなのかな、それともお金(給料)が絡むと違うのかなぁ、なんて突っ込んでみたりする。

 アニメをPCで視聴するときは殆どPCのスピーカーで聞いてしまうのだけれども、本作のような吹奏楽だと詳細が聞き取れないので(というか画面と音がどのくらいあっているのか知りたいといういやらしい欲求から)ヘッドフォンで聞いたりしていた。

 今GYAOで公開されているのは玄逸に言うと「響け!ユーフォニアム2」なんだけれども、ちょうどCMの入る中間のタイミングで吹奏楽の各楽器でのスケール(ドレミファソラシド)が入るんだけれども、これが生々しくて良い。
 吹いているのは、そこそこの経験者だろうけれども、それでも、ギターなんかでさらりと弾くのとは違って、音出しだけで相当苦労している感じがよくわかる。
 また、音が出るタイミングや、ピッチも些細な事で上下することを考えると、本当にギター弾きにとっては超人的だと思ってしまうね。

 今なら、音を(機械に)サンプルしてそれらしいフレーズや生身では不可能なフレーズも弾けてしまうだろうけれども、やっぱりねそれだけではないよね(人間なんだから妙に生々しくないとね…)。

 多分、見た目よりも相当弾きにくい楽器を集めてあれだけの音楽を作り出す、クラシックの底力はすごいよね。
 そんなことを、アニメ見て思うなんて相当変だな。