110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

雪のひとひら(ポール・ギャリコ著)

 本書は新潮文庫版で読む。

 昔々、バンド仲間がキャメルと言うバンドを教えてくれた、彼らの作品の代表作が「スノーグース」であった。
 妙にいきがっていた私は、その当時ギャリコの原作を読むことはなく、随分と経ってから読んでみた、しかし、その時感動したという記憶はない。
 そのギャリコの本がたまたま古本屋にあった、センチメンタルな題名の本だなと思いつつ再び読むことにした。
 ああセンチメンタルだなとは思いつつも、こういうのもあるなと、思うようになった。
 まぁ、良かれ悪しかれ年をとったということであろう。

 最近、妙に押し付けがましい本が多い中では異色な本といえる。