110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

一つのクライマックスに差し掛かっている

【独自】老健施設でクラスター、53人感染…入院先決まらず施設内で8人死亡
5/11(火) 14:26配信 読売新聞オンライン
 兵庫県宝塚市大原野の介護老人保健施設「西谷憩いの家」で4月中旬以降、入所者と職員計53人が新型コロナウイルスに感染するクラスター(感染集団)が発生していたことが県や施設への取材でわかった。うち入所者の男女8人が入院先が決まらないまま施設内で死亡したという。
 県などによると、4月14日~28日に入所者36人、職員17人の感染が確認された。感染者のうち入所者の男性1人が入院先の病院で死亡。病床の逼迫(ひっぱく)で、ほかの入所者の男女8人については受け入れられる医療機関が見つからず、施設内で療養中に死亡したという。
 施設を運営する社会福祉法人の担当者は「認知症の入所者はマスクをはずしたり、施設内を歩き回ったりすることがあった。保健所には入院を要請したが、受け入れ先が見つからなかった」と説明している。 

 私の母親(91歳)の通うディサービスでも陽性者が発見され、そのお陰で、PCR検査をいまのところ2度行い、3回目も予定済みという状況になった。

すなわち、施設利用に先立って、検査をし、それが陰性のものを受け入れるというやり方だ(しかし、そういう対応をしても、感染者が内部に入ることもあるらしい)。

もとより、我が家は、自粛をしてきたし、施設側も相応の用心はしているのだろうが、様々な要件で、感染者が、最近特に身近に現れるようになってきたのは、確率、そして時間的な要素を考えれば、当たり前のことだとも言える。

しかし、今、一つの光明は、医療関係者、そして、高齢者のワクチン接種が始まったことだ。

私の母親の第一回目の接種は、5月中に行える予定だ。

この事件も、そういう(感染拡大とワクチン接種の)、せめぎあいの中で発生した、悲しい事件なのだと思う。

そして、コロナ禍の時間が長くなればなるほど、自分の周りに感染者が現れてくるという、いたって単純だが、厳しい現実を直視するべきだと思うのだ(しかも、変異株の方がたちが悪い)。