110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

塩山駅から帰る-その2(2007年9月15,16日の歩き)

 前回は、「帰るぞ」というところで終わりましたが、今回から歩きにはいります。

 まず、国道411号線(青梅街道)への取り付きを心配しましたが、案外簡単に、道路標識が出ていたので、その不安はすぐに解消しました。
 次に、今回の移動に必要な水と食べ物を調達します、ルート的には<山岳>コースなので、途中にコンビニや商店などがある可能性は低いので、甲州市内(塩山)でなんとかしないと苦労すると思いました。
 (そして、本当に、次のコンビニは奥多摩までなかったのです。)
 これも、意外に簡単にクリアできました。
 平穏な歩き始めでした。

 まず、最初の目標は<柳沢峠>です。
イメージ 1

 WikiPediaで標高を調べると1472mです、しかし、峠まではかなり歩行距離があるので、それほどの負荷は掛からないだろうと思っていました。
 また、車の通る道は、メリハリをつけて、ところどころ平坦な部分があるという(今回は悪しき)思い込みがありました。
 いわゆる「慢心」があったわけです。
 結果的には峠までの18km程度の間、傾斜度の差はあれども、終始一貫して<登り>続けます。
 再びWikiPediaの引用をすると、
 「しかし、現在でもおいらん淵(丹波山村から旧塩山市に差し掛かる地点)より西側は勾配が8%程度の急峻な山道である。」(標識で8.5%というのががありました)
 という事を実感したわけです。ふくらはぎもぱんぱんです。

 後で考えると、今回のように、歩き始めに峠越えした方が良いか、それとも後の方が良いかということは、意外に悩みます。当然、エネルギー切れの状況になると最悪ですが、力がある始めのうちに多少無理をして登ってしまうことで、全体のペース配分がうまくいかない場合もあるのではないかと思いました。

 塩山駅を出たころの天気は、<薄曇>で少し陽射しが出ることもありましたが、峠へ登るにつれて、完全に<曇>になり、「これで、多少涼しく昇れる」と思っていたら、<小雨>が降ってきて、最後には本格的な<雨>になってしまいました。
 雨降りの時の判断は難しいです、基本的には自分の装備によります。レインスーツを携帯していれば、かなりの雨でも歩きつづけられます。今回は、多量の雨を予測していませんのでしたので、備えは<傘>程度です、もし、衣類が雨で濡れてしまう状況ならば、途中でも断念しなければなりませんでした。そして、結論的に、まだ、雨滴が小さい状態で雨は降り続け、峠を越えた後は、急速に天気が回復しました。
 <運>ということで言うと、雨降りは不運ですが、逆に、晴天で気温が上がった状態での峠登りよりは、今回の方が、気候的には涼しかったわけですから、実は、結果としては、良かったと思います。

 この甲州市内の国道411号線の景色は、なかなか、歩いていて楽しかったです。車で走ると駐車場も無いので、このような角度で景色を眺めるということもないでしょうから。
イメージ 2

 ↑道路の整備はかなり進んでいるようです、急カーブでの登りを避けるように、このようなループ型の橋を使用しているようで、なかなか壮観です。


イメージ 3

 ↑下の方から、上方に見える(この先通る)橋をのぞむ構図です。


イメージ 4

 ↑<高芝大橋>を見る形の構図です、天気が雨ということ、雲が見えるのが判ります。 

 そのようなわけで、柳沢峠到着です。
(1)柳沢峠 11時34分、23,676歩

 まだまだ、ゴールは、はるかかなたです。<続く>